Spomenik ’Bespoke Moment’
詳しく見るCLASS / LAYER TWO CARDIGANS
僕たちが洋服を好きになった頃を思い出しました。だからちょっと懐かしくもあり、若い世代の人には新鮮に映るかもしれません。あの頃のムードを2枚重ねているように着られるなんて!と見た時は珍しくハイテンションになりました。肩が落ちるサイズ感、綿100のモチモチの裏毛が気持ち良いです。たくさんのスナップボタンはよくかけ間違えます。でもそれが案外良かったり。もちろん違う時もありますが、着る人の裁量に委ねてくれている感じがして、その余白が心地よいと思うのです。どの色にしようか、結局全部あっても良いよなぁ。と思いながらこのカーディガンを眺めています。
DENIM WITH POCKETS ON THE INSIDE
僕にとってジーパンは原点であり、永遠です。だからこそ、厳しい目で見てしまうのは仕方がありません。求めるところがちょっとずれているのかもと思いますが、普通のジーパンが良い、でもちょっと普通じゃない方が良い。そんな気持ちでこのジーパンを選びました。ワンウォッシュされたセルヴィッチデニム。ペインターパンツの要素が強いデザインのような気がします。裾はカットオフ、ウエストは大きく、後ろのベルトで調整するとベルトなしでも穿けます。バックポケットを見ると、ステッチだけしかありません。裏をのぞいてみるとポケットがありました。なるほど、裏っ返しても良いのか……。と思いましたが裏っ返して穿くとインディゴが足につくだろうなぁと思いました。結局普通に穿きそうです。使えないポケットがある。そんな振り切ったデザインがとても好きです。
seya. / DOUBLE FACE ZERO JACKET
削ぎ落とされたミニマルなデザインのZERO JACKET。ポケットは内ポケット一つだけ。サイドベンツが深いので、そこからパンツのポケットにアクセスしやすくなっています。とても軽やかで気楽に羽織れます。綺麗すぎず、野暮ったさもない。優しい雰囲気です。上質なヨーロッパ産の40/1 LINENの二重仕立て。たくさんの糸をとても贅沢に使っています。二重に織り上げる際に生地と生地の間にわずかな空間ができ、ふわっと丸みを帯びているようです。なので軽くて柔らかくて、肌あたりが良い。すごく着心地が良いです。着用を繰り返すと、柔らかくトロトロに。そしてアームには良いシワが入ります。リネンの経年変化を思う存分楽しめるジャケットだと思います。
seya. / PHOTO LONG T
その土地の空気を切り取り、Tシャツに収める。その空気が毎回心地よく、つい手に取ってしまいます。seya.のルックブックを撮っている写真家Jeff Boudreauさんの写真をプリントしています。今回の旅先である中国は雲南省沙溪の写真です。大胆にプリントされ、とても迫力があります。ジャケットやコートの下に着ると面白い表情になります。風景、その土地の空気。グラフィック。素直に格好良いなと感じました。
CLASS 26AW
僕たちは普段「自分」と「他人」を完全に分けて認識しています。しかし、例えば誰かが誰かのことを見るとき、その人の中に自分自身の一部が映っていたり、他人にとって自分という存在が他人との関係の中でしか成り立たなかったりします。「自分と他人」という線引きは、とても曖昧なのかもしれません。デザイナーのお話を聞いて頭の中ではすごく理解できた気がしていたのですが、言葉にするのがなかなか難しいです。着心地や機能といったことではなく、着る人の内面や感情を洋服に落とし込んだコレクションです。決して答えを導いてくれるわけではなく、実際に着用する僕たちに委ねられています。流行っているからとか、評判が良いから、ではなくて、見たとき、着たときに自分から出てくる感情によく向き合ってみてください。きっとそれが答えに繋がっていくのだと思います。
seya. 26AW
『中庭を囲むようにコの字に配置された建物、風を遮り強い光を反射して中庭に柔らかい光を与える正面の大きな白い壁。窓枠や柱の継ぎ目に施された精緻な木彫り、山水画のような天然の模様を持つ大理石でできた門構えや床。薄い色の筆で壁に描かれた山々の絵、詩。風水に基づいて建てられた光と陰のコントラストが美しい迷宮のような家々は、昔の中国がそのままのような佇まいでした。古い家もそうならば、新しく建てられている家も同じように建てられています。昔のお寺を改装した、いく種類もの雲南のお茶を嗜める茶房には中庭に円が描かれており、そこに立つと不思議な気を感じます。タオの気の流れを感じる円だということでした。
BLACKBIRD / FAKE HENRYNECK CUTSEWN
カッコ良いなと思う、理想というか憧れの男性が白シャツの中に白のヘンリーネックを着ていた。その着方が妙にカッコよくて大人な印象で、頭に残っていた。このミント/ブラック/イエローの色味を見た時に、これなら自分たちらしく提案できそうな気がした。それに、襟元にボタンが付いていなくて、名前通り”FAKE”です。それもなんだか面白くて、どこまでボタンを開ける?みたいなのもいらないし、開けたければボタンが付いているものを着れば良いわけで……というわけで、白シャツの中にミントとか忍ばせて、ベージュのコートの襟を立てて着てきたりして、と今は想像して楽しんでください。パッとその情景が見えたら、それはきっとこれから来る季節に必要だってことだと思います。
12047 / Ambient Scent -1-
初めてRYOKOさんと出会った時に自分用に選んだ香り。ほんのり甘く、ほんのりスッキリとした香りがする。全て枕詞に「ほんのり」とつく程に繊細で、でも凛とした香りです。新しいスペースpunctum(プンクトゥム)を作っている時だったので、始まりの「1」という数字と、そこに添えられていた言葉にも刺さり、選びました。始まり。1という存在。はじめた時の気持ちを香りに込めようと思いました。何かの始まりに、是非。
12047 / Ambient Scent -4-
浴室にシュッとひと吹きしてぬるま湯に浸かると、暑い(今日の大阪は最高気温が38度)火照った体もほろほろと溶けて、気分もリフレッシュされます。私はこの香りを嗅いだ瞬間よりも、一度その空間から離れて戻ってきた時に残る香りの方が、すごく心地よく感じます。気配というか、余韻というか、そういう香りがします。



































