初めて来てくれた日の事をよくよく覚えている。The crooked Tailor(ザ クルーキット テーラー)という洋服を取扱させていただいているのだけれども、そのシャツを買ってくれたのが5年以上前のこと(1階のお店が出来上がる前に2階でPOPUPをさせてもらっていた。)目立つではないけれど、個性がしっかりあって、”らしい”がはっきりしている。彼が持つと彼のモノに変わる。それが今もずっと変わっていない。
私の手にはAVMのAbracadabraというリングがある。ゴールドのリングに表面にシルバーでAbracadabraと描かれていて高さはあるが薄い。初めはなんだか大人っぽいなと自分の指に馴染めずにいてぎこちなく感じていたのだけれど、歳を重ねて少しゴツッとした手に馴染んできた。Abracadabraは色々な意味合いがあるけれど、私は一つの説が好きだ。病気や災難に対して有益な精神的救済を発動する魔法の呪文として使われいたらしい。私たちが『イタイノ イタイノ トンデユケ〜』と言われて(あるいは言って)いたように、『アブラカタブラ』は用いられていたようだ。
私の手には、ほぼ毎日決まった数本のリングが付けられている。全て思い入れがありそれはまるでお守りのようだ。ないと不自然で仕方がなく落ち着かない。
今年は秋が長い。ここ大阪はまだ冬らしさも経験していない。今日も20度ほどの気温があったそうだ。だから衣替えする時期を見失っている。こんにちは。店主と”もうひとり”でこのINSIDE MY GLASS DOORSを切り盛りしているのですが、その”もうひとり”です。(詳細は前回の記事へ)
こんにちは、店主と”もうひとり”でこのINSIDE MY GLASS DOORSを切り盛りしているのですが、その”もうひとり”です。ここは日記ということで色々な人に日記を書いてもらおうと始めた場所なのですが、その人たちが見つかるまで、私もちょこっと書きますのでお付き合いください。
私たちのこのサイトを作っていただいた時に”文系ウェブサイト”って名前が付けられた。読むサイト。ということで私たちは商品を前にあーだこうだと思ったことをツラリツラリと書いている。それと同時に色々な人にも書いて欲しくなった。それはたくさんの人たちがSNSという媒体を利用して文章を書いている。面白い、となんかフワッとした事は内に湧いてきたけれどカタチにまでは出来ない。そういう時は本屋さんに行く。幸いにも近所に素敵な本屋さんがある。toibooksさんに本を買いに行った。店主の磯上さんにこの話をしたら、”日記”というキーワードを教えてくれた。