
Omar Afridi オマール アフリディ/ HENRY NECK
ユニフォームから始まり軍用、労働着としても親しまれたヘンリーネック。当時の雰囲気が好きでほぼ毎日ヘンリーネックを着ていた時期がある程好きな洋服だった事もあり、オマールのヘンリーを見た時は自然と手に取っていた。コットンのワッフルニットはとても柔らかく、気持ちが良い。裾は二重で重みをつける事によってたっぷりした身幅のドレープが感じやすい。前立てはウールベースのヘリンボーン。ボタンはスナップボタン。ヘンリーネックの土着的な雰囲気と無機質さが混ざり合う事で新しいものに見えた。
CLASS / HAORI COAT
程よくクタクタのヴィンテージのデニムのワークコートを(体系よりでかいサイズ)ガバッと着ていた女の子を昔、見た。中と外を完璧に合わせた感じではなく、とにかく毎日来ているのかな?ってくらいの雰囲気で馴染んでいた。とても可愛かった。別に柄の長襦袢をガウンの様にズルッと着ているのを見たことがある。薄いモノの上にガバッと着ていて妙にかっこよかった。その2つの記憶が掛け合わさった感じのコートな気がした。要するに、ずっと付けいているアクセサリーのような時計やメガネのように外に出るときにガバッと羽織る行為を楽しむ為のモノになるんじゃないかと。で、長く長く着ることにより、それはどんどん自分のモノになり、ヴィンテージのコートとか伝統的な長襦袢ではないけれども、そんな感じになるんじゃないかなと。そんな、自分の一部にみたいになる洋服を探している方がいれば、是非とも羽織っていただきたい。薄めの8オンスで重くはなく”よいしょ”って言わなくても羽織れくらい。丈は長襦袢とはいかないけれど長め。でも長襦袢のように細めで上からもう一つコートも着れそう。なんだかしっくりいかない時はこれを上から羽織っちゃえば意外としっくりいくほど身が隠れる。
Toshiaki Mori Exhibition
2025年2月15日(土)-22日(土)12:00-20:00 (定休日 火,水,木) 丼池繊維会館2F 203号室 Peoplecare.Planetcare.にて備前焼窯元・宝山窯の森敏彰氏の展示販売を行います。Peoplecare.Planetcare.の旧閑谷学校のロケーションをイメージした香りのキャンドル”OLD SCHOOL”の器は森敏彰さんが1点1点手作りしています。
daisuke tanabe / ethan
パイロットパンツから着想を得たethan。どうしてもごちゃごちゃしてしまうデザインだとは思うが、全くそんな風に感じなかった。緻密に計算されたデザイン、シルエットも素晴らしいパンツだ。何より生地が気に入る。最近好みのヘンプが使われていて、コットンと掛け合わせている。触るとヘンプの硬さが中和されているような柔らかさ。数日履いてみるとさらに硬さが取れ、雰囲気の良い特有のシワが入る。まるでフランスのアンティークリネンみたいな生地だと感じた。
Kota Gushiken / SEE-THROUGH MONA
今回はシースルーのモナリザです。中に着たものが透けるので、色々なものをモナさん越しに透かしてくださいと、伝えられた。確かに、勢いで買ってうまく合わせれなかったり…..年をとって小っ恥ずかしくなってでも気に入っている古着のロックTがタンスに数枚眠ってる。聞いた時それを蘇らせれそうな気がした。どんな感じで着る人がモナさん越しに透けさせるか?着る人も周りも愉快なニットです。糸はイタリアのコットンとリサイクルナイロンを組み合わせてあり、柔らかさとシャリっと感が組み合わさっている。
The crooked Tailor ザ クルーキットテーラー / BRITISH ARMY COAT 40-50’S (sold)
色、生地。軽やかさがあるコート。なんだか襟を立てたくなる。
2025.02.02
今でもたまに無性に着たくなるKota Gushikenと出会った時に作ってもらったモナリザのセーターを着る。それをインスタグラムのストーリーに上げるとパリにいる本人から『懐かしいですねw、実家で編んだのを思い出します。』とメッセージが。当時買ってくれたお客さんは今でもよく着てくれている。そのことを伝えると喜んでくれていた。上からクルーキットのジャケットを羽織り、daisuke tanabeのethanを穿いた。
CLASS / SOUTIEN COLLAR COAT
『このコートには短パンを合わせたいんですよね。』と言われていた。なんだか怪しい雰囲気になるのではと思っていたが、やってみると案外良いなと。もちろん裾の長いパンツにも合うのだが、ロングシャツを着ているような、スカートを穿いている時の感覚に近い気がした。合わせられる幅が広がった気がして、見た目はシンプルなコートなのに、奥が深いコートだと思った。シャツにも出来そうな薄手のパリッとした軽いコットン。まるで肩パットが入っていたヴィンテージのコートをお直しでパットを抜いたような肩の大きさとアームの広さ。袖を通すと見た目よりも空間があり、楽な着心地。襟裏とポケットの袋は型押しのウルトラスエード。動くことで見え隠れする、そのさりげなさ。コートはもはや脱ぐ為にあるんじゃないだろうか?って思う。昼間はシャツ1枚で大丈夫だが朝晩は冷える。そんな時にライトなアウターが必要になるわけで、裏地が見え隠れするその脱ぐ所作みたいな、そんな仕草の中にウルトラスエードの異素材が在るというのがなんとも粋な気がする。というわけで、僕たちが1番好きな春コートの季節です。