CLASS 26AW
僕たちは普段「自分」と「他人」を完全に分けて認識しています。しかし、例えば誰かが誰かのことを見るとき、その人の中に自分自身の一部が映っていたり、他人にとって自分という存在が他人との関係の中でしか成り立たなかったりします。「自分と他人」という線引きは、とても曖昧なのかもしれません。デザイナーのお話を聞いて頭の中ではすごく理解できた気がしていたのですが、言葉にするのがなかなか難しいです。着心地や機能といったことではなく、着る人の内面や感情を洋服に落とし込んだコレクションです。決して答えを導いてくれるわけではなく、実際に着用する僕たちに委ねられています。流行っているからとか、評判が良いから、ではなくて、見たとき、着たときに自分から出てくる感情によく向き合ってみてください。きっとそれが答えに繋がっていくのだと思います。
seya. 26AW
『中庭を囲むようにコの字に配置された建物、風を遮り強い光を反射して中庭に柔らかい光を与える正面の大きな白い壁。窓枠や柱の継ぎ目に施された精緻な木彫り、山水画のような天然の模様を持つ大理石でできた門構えや床。薄い色の筆で壁に描かれた山々の絵、詩。風水に基づいて建てられた光と陰のコントラストが美しい迷宮のような家々は、昔の中国がそのままのような佇まいでした。古い家もそうならば、新しく建てられている家も同じように建てられています。昔のお寺を改装した、いく種類もの雲南のお茶を嗜める茶房には中庭に円が描かれており、そこに立つと不思議な気を感じます。タオの気の流れを感じる円だということでした。
BLACKBIRD / FAKE HENRYNECK CUTSEWN
カッコ良いなと思う、理想というか憧れの男性が白シャツの中に白のヘンリーネックを着ていた。その着方が妙にカッコよくて大人な印象で、頭に残っていた。このミント/ブラック/イエローの色味を見た時に、これなら自分たちらしく提案できそうな気がした。それに、襟元にボタンが付いていなくて、名前通り”FAKE”です。それもなんだか面白くて、どこまでボタンを開ける?みたいなのもいらないし、開けたければボタンが付いているものを着れば良いわけで……というわけで、白シャツの中にミントとか忍ばせて、ベージュのコートの襟を立てて着てきたりして、と今は想像して楽しんでください。パッとその情景が見えたら、それはきっとこれから来る季節に必要だってことだと思います。
12047 / Ambient Scent -1-
初めてRYOKOさんと出会った時に自分用に選んだ香り。ほんのり甘く、ほんのりスッキリとした香りがする。全て枕詞に「ほんのり」とつく程に繊細で、でも凛とした香りです。新しいスペースpunctum(プンクトゥム)を作っている時だったので、始まりの「1」という数字と、そこに添えられていた言葉にも刺さり、選びました。始まり。1という存在。はじめた時の気持ちを香りに込めようと思いました。何かの始まりに、是非。
12047 / Ambient Scent -4-
浴室にシュッとひと吹きしてぬるま湯に浸かると、暑い(今日の大阪は最高気温が38度)火照った体もほろほろと溶けて、気分もリフレッシュされます。私はこの香りを嗅いだ瞬間よりも、一度その空間から離れて戻ってきた時に残る香りの方が、すごく心地よく感じます。気配というか、余韻というか、そういう香りがします。
12047 / Ambient Scent -7-
今日は落ち着かないなとか、仕事の集中力が切れてしまう時、空間にシュッとこの香りを漂わせ、少しだけ目を閉じて呼吸をします。ほんの数秒で良いかと思います。目を開けると、一瞬で気持ちを切り替えることができる気がします。スカッとするのとは少し違って、深く深く、何か心地よいものの中に沈んでいく感じです。とてもリフレッシュされる香りです。バッグに入れて持ち歩きたくなります。
PERIOD FEATURES / 手編みバッグ
時には身軽に散歩したい。そんな時に何を持っていくだろう。読みかけの小説。財布。携帯。そのくらいにしときたいのだけど、その時間を特別?にしたいので、つい最近、大阪の民博で買ったどこかの国で作られているイガイガしたマッサージボールと、RYOKOさんの一瞬で心を落ち着かせてくれる香りのスプレーを持っていきたい(近日中にECに掲載します)。その散歩を想像すると、エコバッグも大きく感じてしまう。ポケットに入れるのも一つだけど、座る時に邪魔になりそう。という私のわがままを叶えてくれそうなバッグです。インドで手で編まれたバッグ。裏と表では編み方が違います。紐には金具がついていて長さを変えられます。私たちはどうやら民芸的なものも好きで、バッグもそのシチュエーションを楽しむのが好きみたいだ。そうやって些細な事で人生楽しみたい。もちろん、自由な用途で使ってください。何を入れましょうか?
ARTIZAN BAGZ
エコバッグよりも鞄で、鞄よりもラフに持ちたい。そんなことを考えていたときに出会いました。ウェールズで一つ一つ作家本人の手で製作されています。作家活動の合間に、気分が乗った時にだけ作ってくれるようです。お店で欲しい時に作ってくれるのかどうかもわからない、そのヒヤヒヤした感じも嫌いじゃないです。フランスの100年以上前のリネンを使い、手染めをし、即興でパッチワークを施します。同じものがない。その一期一会の選ぶ楽しみがあります。実際に使ってみて、長めのショルダーは肩に掛けやすく、持ちやすかったです。そして古いリネン特有の経年変化、荷物が入った時の膨らみ、シワ。どれも素晴らしいものでした。
Spomenik / WIDE TUCK PANTS
スポメニックといえば!というデザインになったワンタックのトラウザーズ。全面に施されたパッチワークはデザイナーがセルビアに訪れた際に見た壁に落書きされた大きなチューリップから着想を得ています。幾何学模様にチューリップ。素材は薄めのセルヴィッチデニムやチェック柄を合わせています。単体で見ると派手に見えますが、穿いてみると落ち着いた表情を見せてくれました。穿くだけでこれだけ気分が変わるパンツにはそうそう出会えません。
Spomenik / STRAIGHT PANTS 005
ドローコード付きのストレートシルエット。トップスのバランスをあまり気にせずに組み合わせることができます。膝のパッチワークは1930年に寄稿された草原の花をモチーフに、反対側にはブロックチェックのパッチワークが施されています。幾何学模様が静かに佇むこのバランスがなんとも良いなと。ベースとなる生地がフランスの古いアトリエコートを思わせる撚杢だった事もプラスに働いているように感じます。シャリっとしていて、薄過ぎず、分厚くもないので通年楽しむことができそうです。



































