written by ✖︎ rivotorto pieces co -authored exhibition in punctum
written byのコレクションを初めて見に行ったときのことだったと思います。淡い色合いで、花やストライプがプリントされた洋服が、まず目に飛び込んできました。
PETROSOLAUM / TYROLEAN SHOES/OSTRICH
アルプス山脈のチロル地方にて放牧の際履いていた靴が原型と言われているチロリアンシューズ。平坦ではない道や傾斜のある所での作業に適していた事を考えるとワークウェアの1つなのかもしれません。グリップ力のある吸盤状のビブラムソールで地面が濡れていても安心。着脱可能なカップインソールはフカフカでまるでスニーカーの様な履き心地。オイルをたっぷり含んだホースレザーのリバースがベースでオーストリッチとのコンビです。オーストリッチは柔らかいのに丈夫で、少しずつ艶が出てきます。このフカフカの木型に雰囲気もピッタリ合っているように感じました。異素材でトーンをつけた黒。足元を見るだけで気分が上がります。
Spomenik / EASY PANTS 008
撮影をする前に4日連続で穿きました。理由はモールスキンの硬さを少し和らげたかったからです。ドローコード付き、ウエストがゴムのワイドストレート。裾にもドローコードがあるので、シルエットにアレンジを加えることができます。迫力のあるシルエットに花やラインのパッチワークを加えることで、ちゃんとして見えるイージーパンツにしたかったそうです。穿いていて、なんだか懐かしいシルエットだなぁと思っていたら先日思い出しました。アメリカ軍のM65を穿いている時の感覚に近かったのです。だから好きなのか、と腑に落ちました。というわけで、穿いて洗って。経年変化を楽しみたいと思います。
daisuke tanabe / ASBEL
ミルスペックで最高密度のベンタイルコットン。ミリタリーの要素が注ぎ込まれた短いジャケット。特性として撥水はしますが、機能性に重点を置いているわけではなく”経年変化”に着目しています。実際に使い込んだベンタイルコットンを見せてもらいました。ハリが落ち着き、よく擦れる部分はアタリが出て、所々フェードしていました。もちろんこうなれば撥水はしません。しかしその機能性以上に、長年着用した先の変化を体感する。それがdaisuke tanabeの洋服なのだと思いました。
LILY1ST VINTAGE /1980’s Dead Stock Italian Cotton Duster Coat by Rialto
1980年代、イタリアの小さなブティックが手掛けたデッドストックのダスターコートです。イタリアの小さな蚤の市で偶然出会ったそうです。ラペルに付属したチンストラップ、ベンチレーション、斜めに配置されたフラップポケットなど、古い時代のダスターコートと、運動量が確保されたスポーティーな要素が混じり合い、他にはないダスターコートだと感じました。コットンとポリエステルの軽い素材。ラグランの一枚袖なので、綺麗なドレープが出ます。ボタンの色とボディの発色の良いネイビーのコントラストがとても美しいです。とても美意識の感じるコートだと思います。
LILY1ST VINTAGE / 1980’s Italian Quilted Balmacaan Coat by RISKO
1980年代イタリアのレーベルによって製作されたバルマカーンコートです。中綿が入っていて少しふっくらしています。生地やデザイン、イタリアらしいグレーカラーが相まって良い雰囲気を感じました。ガンパッチやエルボーパレットなどトレンチやミリタリーウェアのディテールが採用されています。機能をデザインと捉えて作られたのかもしれません。小ぶりな襟で良いバランスのバルマカーン、羽織ると軽く暖かいです。
LILY1ST VINTAGE / 1960’s Switzerland Heavy Corduroy Shooting Blouson (sold)
詳しく見るwritten by / FISHING JACKET
琵琶さらし。湖東・近江に伝わる伝統技法。琵琶湖周辺の豊かな水や自然の環境を利用して生地に負担をかけることなく加工する技法です。ふっくらと、独特なシボが特徴です。僕たちが好きな滋賀県ということもあり、気になりました。デザインはフィッシングジャケットをオマージュしています。象徴的なボアには隠しポケット、その他複数のポケットがあり、とても機能的です。実際に触るとわかりますが、着込むと良い経年変化が楽しめそうな、とてもくすぐる生地でもあります。
written by / SLACKS PANTS
琵琶さらし。湖東・近江に伝わる伝統技法。琵琶湖周辺の豊かな水や自然の環境を利用して生地に負担をかけることなく加工する技法です。ふっくらと、独特なシボが特徴です。僕たちが好きな滋賀県ということもあり、気になりました。スラックスデザインで、サイズ調整のできる尾錠とギュッと共生地で絞るイージー仕様です。初めは硬めですが、着用を繰り返すと柔らかくなり、深いツータックの綺麗なドレープが生まれると思います。実際に触るとわかりますが、着込むと良い経年変化が楽しめそうな、とてもくすぐる生地でもあります。
2026.09.20
昨日Wさんからお店に来てくれるとの連絡があったので、早めにお昼ご飯を食べた。食べ終わった頃にWさんが来られた。お久しぶりですねーというと、2ヶ月くらい来てないかなぁと。調べると5ヶ月だった。そんなに服買ってないのか!と本人がびっくりされていた。部署が変わり休みの日が少し変わったのもあるらしい。変わらず元気そうでよかった。BLACKBIRDもseyaも似合っていた。原田さんも来てミーティング。全国回ってお忙しそうだった。諸々決まったので、あとは作るだけだ。楽しみだ。夜になりパソコン仕事をしていると眠たくなる。ドアが開いてハッと目が覚める。MくんとMくんだった。LILY1STを見に来てくれたらしい。ほぼ全部試着してくれた。しっくりくるコートが見つかったみたいだ。オリーブ色のロシアのコートを着ている時、これ踊る大捜査線の映画で着てそうと言っている。僕が、『映画やるんですか?』と聞くと、『新しくやりますよ』と。『えっ、今の織田裕二?』『走るの辛そうでした。』『まだ現場なんですねw』というと爆笑していた。20代中ばの彼らとの会話メモ。



































