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FAVRE LEUBA / Deep Blue Boys

ファーブルルーバを代表するダイバーズモデルであるディープブルーの貴重なボーイズモデル。しかもまだタグがついたままのNOSコンディションです。グレーとブルーの2トーンダイアルやチェッカーフラッグの柄に似ていることから通称ラリーとも呼ばれるイエローとブラックのベークライト製ベゼルなど70sらしい色鮮やかなカラーリングが魅力の1本。横幅で32mmと数値上は小さく感じますが強烈なインパクトのあるデザインとボリュームのあるクッションケースで、腕に乗せると想像した以上に存在感があります。ブレスレットも当時のオリジナルでジャガールクルトやホイヤー、ゼニスといったメーカーのブレスレット製造も請け負っていたスイスのNSA社製になります。バックル部分が少し伸縮することで装着時のテンションを調節してくれる非常に凝った造りになっています。搭載するムーブメントは美しく金メッキが施された自動巻きキャリバーFL753です。


FAVRE LEUBA

1737年、Abraham Favre(アブラハム・ファーブル)がスイス ル・ロックルに開いた工房がはじまり。現存する時計メーカーとしてはブランパンなどと並ぶ世界でもっとも古いメーカーのひとつとして知られている。その後アブラハム・ファーブルの孫にあたるHenry-Augustus Favre(アンリ・アウグストゥス・ファーブル)が時計商のAuguste Leuba(オーギュスト・ルーバ)と業務提携しファーブル・ルーバを設立する。アンリ・アウグストゥス・ファーブルはいち早くブランドの国際展開に着目しドイツからロシア、キューバを経由しニューヨーク、さらにブラジルからチリへと世界各国を旅してまわりファーブル・ルーバのブランドを一気に世界へと広めることに成功する。ファーブル・ルーバの時計は各地で評判となり1851年のロンドン万博や1853年のニューヨーク万博、1855年のパリ万博など国内外の展示会や博覧会で賞を受賞。多くの著名人にも愛用され社会契約論で知られるフランスの哲学者Jean-Jacques Rousseau(ジャン=ジャック・ルソー)がアブラハム・ファーブル製作の懐中時計を携えてイギリスへ旅したことや(ちなみにルソーは時計職人の家系の生まれで父親も時計職人であった)、ロシア皇帝アレクサンドル2世から特注品のオーダーを受けて5代目のFritz Favre(フリッツ・ファーブル)が納品のためサンクトペテルブルクへ渡ったことなどが記録として残っている。販売網は拡大を続け特に当時英国の植民地であったインドで大成功を収め同社の主要市場となった。多くの時計メーカーと同じくクオーツショックの影響を受けて1985年に経営者一族はブランドを売却することになるが、それまで初代から数えて8代にわたり一族経営を貫いたことは特筆すべきことである。


FAVRE LEUBA / 1970’s Deep Blue Boys ¥396,000-

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