これらのTシャツはミュージアムショップで売っているようなTシャツという事で『The Research Market』の為に作られました。『The Research Market』につては過去の記事を是非読んでください。

『BOOK』は今回の『The Research Market』のテーマである書斎から連想し、written byのシンボルでもある”本”がタワーになった様子が『Market』は蚤の市に並んでそうな（実際並んでいた）様々な衣服がコラージュされシルクスクリーンプリントにより描かれている。RivotortoPiecesの２人が作成された蔵書票をイメージしたwritten byの印もプリントされている。ボディはアメリカの空紡糸を使用している。

美術館を堪能した後にミュージアムショップへ寄ります。そして、展示されていた内容のTシャツを買います。お土産的な感覚なのでしょうか？この行為自体が好きというか楽しいです。

Tシャツとはコミュニケーションの１つだと思った出来事がありました。

台湾からデザイナーとスタッフが来日して開催しているイベントに来てくださっていたお客様が着用していたTシャツに漢字で何やら書かれていてふと気になり、スタッフに何て書いてあるの？と聞くと、「あ！台湾のバンドのTシャツだ。私も好きです」とそこから話が生まれました。私はお客様がそのTシャツを着てこられたなんとも粋な計らいに、今なお感激しています。

服を着る行為とは？体を守るというだけではなく自己表現の１つともなっています。プリントされたTシャツというのは小説を読むとか写真集やアートブックを開くように、街中にあらゆる”行為”のストリーが溢れている。そんなことを”The Research Market ”でたくさんの本とTシャツが並べられた空間で考えています。