PROJECTbyH.のロングシャツにdaisuke tanabaのデニム、そのみつのボタンシューズを履く。暑くなったら脱げるようにTシャツの上の羽織るような感じ。昼間はまだ暑い。最近毎日使っているKingsleyの大きなトートバッグ、先月クタッと柔らかくなった僕の私物を見て欲しい!と言われダメもとで聞いてみるとタイミングが良かった事もあり作ってもらえることになった。それが上がってきて、Fさんが広島から取りにきてくれた。久しぶりに新品を見たけどカッチカチだ。革もそうだけど、キャンバスは使い込むと本当に良い雰囲気なる。初めはデカ過ぎて使いにくいかも・・と思ったけど馴染むとめちゃくちゃ使いやすくなった。慣れたのもあるかもしれない。なんでもそうだけど、使わないとわからない事がある。写真だけ、情報だけ。それでわかる部分は結局少ないのだと再認識できた気がする。お店ではそれを伝えていきたいと思っている。
先日seyaのパンツを通販してくれた方がセットアップのジャケットを注文してくれた。パンツを送った時にお手紙にセットアップもおすすめです!と書いていたので、すごく嬉しかった。Sくんが来店する。ちょうど寒い所へ出張を控えているらしく、『そろそろコートが欲しいなぁと思って』と言われていた。クルーキットのコートを試着すると、あまりの重さにびっくりする。ライナーを抜いてみる。もちろん本体の方が重いけど、ライナーを抜くだけでだいぶ軽く感じる。ライナーだけで着てみるとこれも良い!となる。『コートとライナーは完全に別々に使えますね。』『はい、コート二枚分だと思ったら、もしかするとお得なんじゃないかと言われてる人もいました。』『このずっしりした重さがコート着てる!って感じしますね。』本当にすごいコートを作ったもんだ。
OLIVER CHARCHのBIG POCKET JACKETの中にwritten byのTシャツ、SpomenikのWIDE STRAIGHT PANTS、AFOURのCODEを履く。東京のFさんが久しぶりに。written byのtatamiリュックを持ってくれていて『毎日使ってます!』と言われていた。冬服を見るも、『まだ暑くて気分にならないですねぇ。』と言われていたけど、Slopeslowのフーディを試着してくれる。もう10月なのに。KさんがNishimakiのサンダルを持って来られる。どれだけ履いても痛いとメールで聞いていたので、確認するための持ってきてもらった。ただ革が硬いだけではなくて、少しストラップの位置を調整した方が良さそうに見えた。写真を撮ってお預かりすることになった。足の形や指と指の間隔、本当に人それぞれ違うのだと思った。
オリバーのジャケットにdaisuke tanabeのブラックデニム。PETROSOLAUMのCONNECT DERBYを履く。月曜が祝日なので三連休。三連休は案外暇なことが多い。忙しくなれーと祈る。祈った効果なのかはわからないけど、忙しかった。久しぶりにM君が来店する。先にお友達が来ていてお店で待ち合わせだそう。二人であーだーこーだと話をしながら試着したりする。今日はブーツを探しているとのこと。そのみつのボタンブーツを履いてみることに。椅子に座り、足を入れるとシュッと空気の抜ける音がする。フィット感に驚いている様子。顔が綻んでいる。立ったり座ったり。横から見たり後ろから見たり。なかなか脱がない。僕にも経験があるけど、脱ぎたくない!と思ってしまう。多分そう思っているのだろうと思う。椅子の上で三角座りをする。そして鏡をじっと見ている。5分くらいはその状態だったと思う。突然『三角座りってこんなに格好よかったでしたっけ?』と言う。僕もきみえもお連れさんも声を出して笑う。僕らでは思い付かない、最大限の表現方法だと思った。『履いて帰ります!』と嬉しそうにお店を後にする。
今日はTさんがTochcaのカバンとお財布を取りに来てくれた。ショルダーは引き手に取り外し可能なタッセルを追加した仕様だ。『KUDUって艶でますかね??』と言われ、『昔トーチカさんが言ってましたけど、椅子にスエードを引いているそうで、ツヤツヤになっていると。摩擦で毛が寝て来るんだと思います。カバンなので相当時間はかかると思います。』『楽しみですねー!』と気に入ってもらえた様子だったのでホッとする。KUDUはグレー、お財布は少しだけ残っていたシボが良い感じのマリヤムのグレー。今回はグレートーンで合わせているのが良いなと思った。東京から中尾さんご夫婦が来られる。写真を撮っていたら店の前に立っておられたのでびっくりする。ラグビーの試合を見に来られたらしい。森さんのぐい呑みを手に取り、展示会で使おうと言われる。お店で使っているハンガーが欲しいそうなので、売っていそうな所を伝えるも無かったらしい。僕もそろそろ追加したいからまた探そうと思う。Iさんが夜にSlopeslowのヘンリーネックを買いに来てくれた。サイズで悩んだけど、あとで洗ったら良い感じに縮んだとメッセージが来る。よかった。
リトゥンのTシャツの上にオリバーチャーチのBIG POCKET JACKET。CLASSのデニムを履いてPETROSOLAUMのCONNECT DERBY。今日は通販がいくつか入っていたので準備をする。東京のお客さんからはSlopeslowのTRUCK PANTSが欲しいとメールも来ていた。準備が終わると少し汗ばんでいた。クーラーを少し強める。10月やんな?と心の中で呟く。お店を開けるとすぐにHさんが来店する。この前購入してくれたPERIOD FEATUERSのシャツを着てくれていた。『このシャツ、すごく良いです。』と言われていたので良かった。『このseyaのジャケット見たいです。』とウェブのページを見せてくれる。この日は地下にあったので持って行く。今回のコンセプトとこのジャケットの僕なりの解釈を伝える。試着してみると、僕には良い感じに見えた。『僕は背が低いので、合うジャケットが中々ないんです。丈は長くないですか?どう思いますか?』と質問される。『元々リラックスフィットなので、少しゆとりはあるけど、丈は問題ないと思いますよ。』と伝える。僕の中でこのジャケットはドイツのある写真家が撮った写真に写っている紳士のイメージだった。写真集を見ながらそれを説明する。写真の中の紳士が着ているジャケットの丈を見て、なるほど!と納得された様子だった。
クルーキットのジャケットにPROJECTbyH.のEROS、そのみつのボタンシューズを履く。Sさんが来店され『daisuke tanebeのジャケットありますか?』と。『完売してしまいました、すいません。。』と謝る。『あれ良さそうでしたよねぇー。』と、とても残念そうにされていた。来月イベントがあることを伝える。スイスから来たという親子が来店。偶然お店を見つけて入ってきてくれたらしい。息子さんも洋服が好きそうな感じで店内を見て少しハイテンションになっている。daisuke tanebeのブラックデニムを試着したいと言われフィッティングに案内する。お父さんは靴下をじっと見ていたので、説明するとじゃあこれ、これ、これ、これ、これと全部選んでくれた。息子さんが出てきてサイズはピッタリだった。きみえがちょうど穿いていたので、こんな感じになりますよと見せる。そのみつのトレッキングシューズも履いてみたい、クルーキットのカーディガンも着てみたいと。めちゃくちゃカッコ良いコーディネートが完成した。お父さんがクルーキットのコートを羽織る。びっくりする程似合っていた。話を聞くとスイスで妻さんと洋服屋さんをしているそう。『すごく良いお店だ!』と言ってくれた。お店を出て写真を撮っている。息子さんがお父さんにありがとうー!とハグしている様子を見て微笑ましくなった。
COMOLIのブラックデニムシリーズ、この前ジャケットを購入してくれた方が『パンツまだありますか?この感じならセットアップにしても良さそうだなと思って』と来店される。このパターン何名かおられた。同じ生地で上下があると結局欲しくなるという傾向はあるけど、デニムではあまりない。確かにテーラードジャケットにスラックスのセットアップと比べると格段に気楽だ。そういう意味ではあえて上下で着るのも良いのかもしれないと思った。先週、daisuke tanabeのムートンジャケットが入荷した。色と革の質、デザインどれも最高に気に入ってしまい、ちょっとビビりながら多めに仕入れた。このデザインだと黒だとゴージャスな感じがするし、茶色だとほっこりしてしまう気がする。青銅器という色をイメージしたというのもすごくよかった。しかし売れなかったら大惨事だ。大丈夫と言い聞かせる。そしたら早速買いにきてくれた。数日前に問い合わせをくれていた方だった。似合っていたし、僕もやっぱり欲しい。羨ましい。
今日もかなり沢山の人が来てくれた。9月後半の追い込みがすごい。助かる。今日は久しぶりに前職の前のお店の頃から来てくれているN君が来てくれた。計算するとかれこれ20年近くなる。あーもうそんなに経つのかぁと思うのと、人生の半分くらい通ってくれている事に感謝しかないなぁと感じる。1番最初に買ってくれたブーツを履いてきてくれた。『見せようと思って』と。すごいなぁ、こんなに長く、大切に履いてもらえて靴も幸せ者だと思った。長くこの仕事を続けているのがすごいとは別に思わないけど、誰かの人生の一欠片になれているのかもしれないと思うと嬉しくなる。洋服は裏切らない。何かしんどい事があったとしても、良いことがあったとしても、何も言わず常に寄り添ってくれる。誰かにとってそんな洋服を提供していきたい。たくさん来店があったし、今日は良い1日だったな。