たっぷりと贅沢な生地使いで丸みを帯びたコクーンシルエット。とても可動域が広くて動き易いのですが、体が入ると不思議と収まりがよく見えるコートです。今回はポリウレタンのジャガード織。凹凸による陰影とデザインの違和感が心地よく、素材がコートを引き立てているように感じます。
触り心地はカシミアのようで、着心地はジャージーのように伸縮性があり、素肌に着たいと思えるほど気持ちの良いニットです。まさかウール100%だとは思いませんでした。非対称なデザインはどの角度から見ても新鮮でした。今季のテーマOBSESSHIONでは”クラシックな形にほんの少しの違和感を与えることで、まるで新しいものに生まれ変わる。そして、『普通ではない普通』を組み合わせることで、言葉にできない心地よさが生まれる。”とありました。まさにその通り、と思ってしまうセーターでした。
ドライバーズニットというクラシックな要素とSF的でユーモアを感じると同時に、自然な柔らかさも感じる。そんな考えが右へ左へと行ったり来たりする中で、ふと我に返り、「あ、これはOMAR AFRIDIだ」と感心する。無機質で幾何学的な要素を備えながらも、生地からは柔らかく有機的な雰囲気が漂う。例えば、無機質で機能的な要素を持つ力強い服はあるし柔らかくて心地よさを持った生地を使った優しい服もある。しかし、このニットはそのどちらかに偏ることなく、両方を絶妙なバランスで併せ持っている。どちらかに思い込んで試着すると裏切りに近い感情を受ける。その異なる要素が、同じ空間に自然と収まっているのだ。そんなドライバーズニットは新しくてやっぱりSF的でユーモアがある。
seya.のプリントTシャツにクルーキットのデニムパンツ。そのみつのボタンシューズを履く。鞄は最近毎日Kingsleyのトートを使っている。初めは慣れなくて使いにくいかな?と思っていたが馴染むとめちゃくちゃ快適になった。いっぱい入るし、肩から掛けられるし、出張もずっとこれで行っている。次の春は色を別注してみた。これも使おうと思っている。
今日は東京出張の日。今年の出張は特に暑いので、毎回renomaのタンクトップに何か羽織るというスタイルにしている。展示会場では試着をするので、結局脱ぐし、外を歩いている時にタンクトップ一枚になってもこれならいける。もう一枚欲しいと思うくらい使える。なので、タンクトップを着てCLASSのデニムパンツ、クルーキットのシャツジャケットを着ることにした。きみえは前の日に着る物を決める。僕はそれが苦手でいつも起きてから決める。たまに決めれなくて焦ることがあるけど、今シーズンはrenomaのおかげで焦ることはなかった。
COMOLIのメッシュTシャツにヴィンテージのカモフラパンツ、AFOURのCODEを履く。靴を改めてみると結構良い感じにボロボロになってきた。そろそろ新しいのも欲しいなと思う。
written byのTen button shirtsにオマールのショーツ、CONLEADの靴下にそのみつのボタンシューズを履く。和紙は長袖でも暑くない。どの季節でも着れるからかなり使える。どうにかまた再販できたら良いなと思う。今日久しぶりに林さんが来てくれた。京都に移転される前ぶりだった。入ってくるなり、『靴下しか買え無さそうですけど、これにします!』といきなり靴下を買ってくれた。LILY1ST VINTAGEの古いエプロンを前に購入してくれていて、『今も祇園のお店の入り口に飾ってますよー』と嬉しかった。見てみたい。まだお伺いできていないので、行こうと思った。お連れさんも古いものがお好きだそうなので、出してなかったイギリスロイヤルアーミーのリネンのカバンを出した。ものすごいオーラがあるので、たまーにしか店頭に出していなかった逸品。『近々入荷がありますよ。』というと『絶対見に来ます!』との事。
前回のボタンシューズと同じマリヤムのホースレザー。履かれている方達はみなさん揃って”履き心地が良い”と言われています。なので僕自身も色違いを試してみたくなり、ダークブラウンを使ってみる事にしました。今年の冬パンツに合うブーツをイメージしていました。そのみつを訪ねると新型のボタンブーツがあり、革の表情とデザインの相性が良さそうだと思いました。足を入れて普通なら紐を結びますが、ボタンにゴムを引っ掛けていきます。慣れるととても簡単に着脱ができます。ゴムは強力で足首までしっかりと固定される為、足と靴が一体となり、一歩一歩踏み出し易いです。靴を履く時の少し異なる動作。その少しの変化が同じ時間に新鮮さを与えてくれるような感覚になりました。
アンコTeeにdaisuke tanabeのブラックデニム。AFOURのCODEを履く。台風が来ると構えていたけど、結局大したことなくて良かった。今日はオマールアフリディの新作が届いた。オマールはコロナ禍前にパリに買い付けに行った時、きみえがショールームの写真を見ていて、手のひらに収まるくらい小さな写真を見つけた。シャツがアップで写っていてボタンを見て二人で良さそう!と思い、アポイントなしで展示会場に向かったことがきっかけで取り扱うことになった。英語も話せないし、ビビりながら行くと日本人で安心したことを覚えている。初めは他にも大阪で取り扱いたいというお店がいくつもあったらしく、取り扱うことは難しかった。しかし、一ヶ月くらい経ったある日、突然彼らがお店にやってきた。お店とお店ができたきっかけやコンセプトなど色々話をした。そして彼らの方から『よろしくお願いします。』と言ってくれた。取り扱えないと思っていて、いつか縁があれば良いなと思っていたけど、お店に並べることができるようになった。わざわざお店にまでそれを伝えに来てくれたこと。すごく感動したのを今でも鮮明に覚えている。なんでもそうだけど最後は人と人なんだと思った。ブランドとはそういう関係性でありたい。
この黒と素材を見た時に夜の街に溶け込むイメージが湧きました。シャツジャケットと合わせて着るとそれはなんとも快適で飲みに行く時にも良いなと思いました。主張するわけではなく、どちらかというと目立たず風景として溶け込む。よりその場面を楽しめるような気がしました。コットンネルは柔らかく少し乾いた雰囲気。ウエストはゴムと紐なので、フリーです。テーパードしたシルエットはゆとりがありながら野暮ったさがありません。
デザインとして簡素な作りと少し乾いた触り心地のコットンネル。なんだか良いなと手に取りました。柔らかくて着心地が良さそう。袖を通すと直感的にあっ、これだ。と思いました。着てみて感じたのはヴィンテージのプリズナー(囚人服)の雰囲気に感じ、それはユニフォーム的な要素です。そこにも1つの魅力を感じたのかもしれません。