2024.12.21
今日はsuzusanのニコちゃん柄のカシミアニットを着る。もちろんタンクトップの上に。カシミアを堪能する。パンツはCLASSのドーメルのパンツ。テーパードしたパンツは久しぶりだけど、また良いなぁと思うようになってきた。sonomitsuの靴にアンティパストの靴下を合わせる。アウターはENGLISH UTOPIA。歩くと暑い。
AVMのイベント初日。誰も来なかったらどうしよう。そんな事をイベントの時はいつも考えてしまう。昨日の夜はディスプレイがなかなか決まらず、夜の12時まで作業をしていた。お店について掃除をしてセッティングする。柳原さんのお店で江戸時代の大麻の布を買ったので使ってみる。僕は古いものに惹かれる。その帯びてきた時間をいつも想像する。僕たちが販売している洋服もいつかそうなれば良いな。そんな風に思う。
オープンからいつも見に来て下さる方や初めての方が入って来られる。小さな世界に広がる、広大な世界。それがAVMだと思っている。それが少しでも伝わって、付けてもらえたら嬉しい。しかし、原材料の高騰の影響で価格も上がり、サイズによっても変動するようになった。ちょっと渋る人が多かった。僕たちもお客さんたちも慣れる必要が少しあるかもなと思った。
一息付くとYさんが来てくれる。以前カガヤキをオーダーしてくれて今日も付けてくれていた。じっくり見てくれる。鹿の角が気になっている様子だ。鹿の角は汗や皮膚の油分に反応して色が変化する。歳を重ねると共に経年変化し、いつかは地球に還る。ゴールドやシルバーはずっと残っていくけど、鹿はいつか朽ちていく。自分の世代で終わるものも良いなと思って鹿の角を使う事にした。とだいぶ昔にデザイナーの古川さんが言っていた。その考え方、好きだなーとその時も思ったけど改めて見ると、良いリングだと思う。YさんはPRAYというモデルを選んでくれた。
Hさんが入ってくる。クルーキットのデニムを引き取りに来てくれたそうだ。藤田さんデニム買えそうですか?と聞かれる。僕はもう全部売れましたよーと言う。まさかいつものミスター◯ームスですか?と言う。そうですと答えると、素晴らしい!となぜか喜んでいた。僕にはストイックにいて欲しいからと、クルーキットが買えないことを喜んでくれる。ある意味、それって大切なんじゃないかと最近思うようになった。28日のオリバーのイベントも来れれば来ますと言ってくれた。
Sさんが来る。いつも年末には必ず顔を出してくれる。そして何か買いますと言ってくれる。オリバーチャーチもお好きなので、イベントやお正月に出る新作の話をする。イベントの日は日本にいないそうだ。残念。3日はこっちに出てくる用事があるそうなので、来ますと言ってくれた。YINDIGO AMで何かありますか?と言われたので、きみえに探してもらう。サイズの合うシルクを持ってきてくれた。長袖と半袖。これで最後の最後だ。じゃぁそれを買いますと言ってくれた。急に雨が降ってくる。傘を持っていなかったので、商店街まで傘を差してお送りする。じゃぁ良いお年を〜と挨拶をして別れる。