オマールのスウェットにCLASSのドーメルのパンツ。クルーキットのコートを着る。お店がオープンした年のコート。もう7年以上着ていることになる。イタリアのウールだが質感が変わらず素晴らしい。買っといてよかった。
COMOLIの洋服をお好きな方が『長く着るとどんどん良くなるから、結局COMOLIを着てしまいます。』と仰られていた。初めから100%自身に合う物なんて無い。使っていく中で、自分の物になっていくその様を楽しめるのがCOMOLIの洋服だと思っている。凹凸のある昔ながらの生機のデニムを使った素材で比較的どの季節でも着用出来る重さ。ワイドで少しテーパードの効いたシルエットはバランスや穿き心地が良い。数年後、どんな風にフェードしているか楽しみなパンツだ。
ヴィンテージのスウェットにオマールのウールパンツ。Ten Cのダウンを着る。ダウンなんてほとんど着なかったのに歳のせいかダウンの軽さと暖かさについ着てしまう。今年は寒いというのもあるけど。Ten Cは昔販売していて、これは10年くらい着ている。まだ20年は着れそうだ。
この柄の由来はMelted Smile with Frezbeeを。裏返で糸がピロピロしたら可愛いかもと思い、リバース柄にしたそうだがサンプルを見て表側も可愛かったのでリバーシブルにしたそう。確かにこのソックスを撮影する時に私はピロピロしている方。店主は表側。という具合に好みが分かれたので、左右で反対にして履いて撮影しました。気分で変えても良いし合わせるパンツやシューズで変えてみても良い。というなんと自由で楽しいソックス。そもそもリバーシブルのソックスなんて見たことない。とわいわい撮影しながらわいわい話した。
デザイナーの具志堅くんがFrizabeeというグループでLisaという方とたまたま知り合い、意気投合し、今度いつかコラボしよー!という話から、数ヶ月後でなにやろっか!と連絡がきてコラボになったそうです。
とても良さそうな生地に見えたので触ってみた。少しひんやり。サラッとして。麻のようだけど何かが違う。聞くと元々は着物の生地だそうで、麻と竹の繊維から作られたレーヨンを合わせているらしい。最近竹の生地が気になっていた事もあり、袖を通してみる。肌触りが良い。生地に多少凹凸があり、風通しが良さそうなので、暑くても着れそうだ。着物というワードが頭に残っていたので、テーラードジャケットではあるけど少し和な雰囲気も感じたり。リラックスした気分で羽織れる。ポケットはスラッシュポケット。フロントは折り畳んで留めてある。着物の生地ということは幅が細いと思うので、なかなか難しいことをあえてしているのか。いや、折り畳むことで裁断しなくて良いし、生地の無駄が少なくなるのではないか?でもフロントに厚みが出ることで良いドレープになっているし、この膨らみは絶妙だな・・と試着しながら色々考えている。
何を着たのか思い出せない。何度考えても思い出せない。そんな時もあるかと諦める事にした。あえて少し時間が経ってから日記を書いている。思い出しながらの方が冷静に考えられる気がするからだ。思い出せなかったとしても、いつもと変わらない格好だと思う。
スウェットはシャツに並ぶくらい好きな洋服だ。しかしフードとなると話は異なる。普段あまり着ないし、肩が凝るからだ。稀におっー!と思うものに出会う。今回はdaisuke tanabeのalienがそうだった。設計(パターン)の妙なのか、均一に重量が分散されているような。軽くて、フードが全く気にならない。フードに配されたパテントレザーがある事でアクセントにもなり、フードがしっかり立つ。被った時にも形の良さがわかる。ZIPはレザージャケットと同じriri。春は一枚で主役になれる洋服だと思う。
クルーキットのGジャンを着る。slopeslowのスウェットパンツを穿いてオマールのスカートを上から穿く。靴はPETROSOLAUM。スカートはもう慣れた。新鮮な気分になれる。
ロシアはサンクトペテルブルクの工房にて手作りされているAFOURの革靴のようなスニーカー。特殊なマット加工を施した経年変化を楽しめるオイルドヌバックレザー。ライニングにはベジタブルタンニン鞣しのレザーを使っていて、優しく、しっかりと包まれる様な履き心地。ソールが固目なので体感としては長時間着用、歩いていても疲れにくく、どこまでも歩きたくなる様な、そんな気分にさせてくれる。防水加工も施されているので、雨の日用としても使いやすい。ふと足元を見た時に革靴を穿いているかのような、心の躍る感覚があり道具としての用途だけではなく高揚した気分を味わえる素晴らしい靴だと感じている。スニーカーでそんな気分になる事はそう多くはない。
これってもしかしてスウェーデン軍の・・・と聞く。思った通り僕たちが大好きなデザインがモチーフのレザージャケットだった。オリジナルの香りは残しつつ、daisuke tanabeという洋服に昇華されている。そんな風に感じた。僕はレザーのライダースが似合うと思ったものに出会ったことがない。でも良さそうだなと思って袖を通してみる。すると妙にしっくりくる。軽くて優しく包まれるような。これはレザージャケットの着心地とはまるで異なる感覚、初めてと言っても良い気分だった。しなやかなゴートレザーにダメージ加工を施し、古びた雰囲気に。この小慣れた雰囲気は着易さの一因かもしれない。ジップはスイスのriri。これも文句の付けようがない。また欲しいものが見つかってしまった。