TochcaのGuidiアノラックにrenomaのロンT、daisuke tanabeのベンタイルのパンツ。PETROSOLAUMの象革のブーツを履く。アノラックはもう大分着ているけど、天崎さんのアノラックを見るとまだまだだなぁと感じる。ほぼ毎日着ないとあそこまではいかない。今年こそは!と思うけど、色々着たくなってしまうので気長に頑張ろうと思う。
Hollie Wardのジャケットの中に白T、daisuke tanabeのブラックデニム。SONOMITSUのボタンブーツを履く。今日は阪神タイガースのパレードが御堂筋で行われている。2年前?もそうだったけど、御堂筋に人が一杯で移動できない人たちがこの丼池筋を通る。ガヤガヤしている平日以上の人通りだ。しかしお店が忙しくなることはない。阪神という目的があって来ている人がふらっと入ってきて洋服を買うことはほぼないと思う。前もそうだったことを思い出す。駅も一杯だから本町に来る人が実質少なくなるのだ。という訳でそんな人通りをきみえと一緒にぼーっと眺めている。外の世界と内の世界が大きなガラス戸を隔てて区切られている感じ。あっ、そういうお店だったんだ。そんな事を考えながら眺める。それも悪くない。パレードが終わり、いつもの丼池に戻った頃、TくんとHさんが来てくれた。Tくんはdaisuke tanabeを一通り試着する。Hさんはクルーキットの手縫いのコートを見にきてくれた。あまりにも格好良すぎた。裏っ返してブラウンを表にするとチラッとチェックが見える。それがまた良い。写真すら撮れなかったけど、そういう洋服があっても良いよね。と思う。お店に来て、知らないものに出会う楽しさは変え難いものなのだ。
Hollie Wardのジャケットににdaisuke tanabeのベンタイルパンツ。PETROSOLAUMのサイドゴアを履く。Iさんが来店する。前にムートンのスカートの話をして、気になると言われていたけど完売していた。残念そうにしていたけど、ムートンの巻物とフライトキャップを試着する。目がキラキラしていた。前回迷っていたwritten byのカーディガンに合わせてみては?と持っていくと『いやいや欲しくなるから、これの事触れなかったのに〜』と合わせてみる。スカートより安いから良っかーという事になる。週末に来てくれたYさんも来店。ムートンのジャケットをどうしようか悩んでいたけど、『北海道によく出張行くからめっちゃ着ると思うんですよねぇ。買うつもりで来たんですけどね。』と自分に良い聞かせているようにも見えた。袋を用意していると、『そのまま来て帰るので袋良いですよ!』と。自宅が近くなので着て帰り、置いて来るとの事だった。羨ましい。。夕方過ぎにHくんが来店。彼もパートナーさんと週末に来てくれていた。その時はAVMのマリッジリングをつけました!と見せに来てくれた。新婚旅行でフィンランドに行くそうで、ムートンのフライトキャップの写真を見てこれだ!と思ったらしい。週末は決めきれず、持ち帰っていた。『これ被ってフィンランド行きます!』そう言ってくれた。人が物を買う理由は色々ある。その理由をこのお店で見つけてもらえているのは本当に嬉しいと思う。きっとその理由があれば、記憶として残っていくと信じている。
少し前にシティガイドを見て、とフランスのパリから少しお年を召された男性が来られました。生地がくったりと馴染んだコートを着ていました。裾が広がっていなくてスッと縦のラインが美しくて、襟にカラフルなストールを巻いていてバッグもシューズも何一つ度無駄がなかった。年々、服にも利便性ばかり求めてしまっている。”好き”とか”気に入った”とかそれって理由もなく楽しいなと彼を見て思った。それに、上質なカシミアのニットを着た時はダウンって訳にはいかない時もあると思う。もちろんどのように合わせるかは自由で無限だけど、クラシックな1枚を手元にあるってだけでこの先歳を取るのが楽しくなる気がします。
クルーキットの黒いコートにdaisuke tanabeのパーカ、daisuke tanabeのブラックデニム。PETROSOLAUMのサイドゴアを履く。何だか黒くなった。イベント5日目。ちょっとディスプレイを変える。ラックに掛けると見上げるような形になる。洋服を見上げるってあまり無い。でも1つ1つがちゃんと見える。洋服としっかり向き合えるような気がする。だからこの高さが気に入っている。男性が来店する。何だか見覚えがあるような・・と思っていると『白い生地でプリントしている鞄ありますか?』と言われる。その言葉で思い出した。夏頃written byのイベントをしていた時に偶然通りがかり入ってきてくれた人だった。東京から関西万博の仕事で11月頃まで大阪にいると話をしていた。その時に一点だけ展示していた鞄を見て、入荷したら買いにきます!と言われていて、本当に来てくれたのだった。他にも色々見てくれて、試着もしてくれた。『欲しくなるものばかりで困ります。。』と嬉しい言葉を頂いた。今月で帰るそう。また大阪に来た時には来てほしいなと思った。東京のHさんからメッセージが来る。『今日大阪にいるんですけど、開いてますか?』と出張で来られているらしく夕方に来店される。daisuke tanabeを見てみたかったとの事。革ジャンをめちゃくちゃ悩まれていた。似合ってた。他にもいくつか試着をする。いくつか選んで配送する事に。革ジャンは検討しますとの事だった。あまりレザージャケットを着てこなかった人にもdaisuke tanabeの洋服は何かが響くみたいだ。ある意味僕もそんな気がする。
サンクトペテルブルクの工房にて手作りされているAFOURの革靴のようなスニーカー。特殊なマット加工を施した経年変化を楽しめるオイルドヌバックレザー。ライニングにはベジタブルタンニン鞣しのレザーを使っていて、優しく、しっかりと包まれる様な履き心地。ソールが固目なので体感としては長時間着用、歩いていても疲れにくく、どこまでも歩きたくなる様な、そんな気分にさせてくれる。防水加工も施されているので、雨の日用としても使いやすい。ふと足元を見た時に革靴を穿いているかのような、心の躍る感覚があり道具としての用途だけではなく高揚した気分を味わえる素晴らしい靴だと感じている。スニーカーでそんな気分になる事はそう多くはない。
あまりにも軽いので、フードが付いていることを忘れてしまいそうです。遠目で見ているとレザーのような雰囲気ですが、シャカシャカです。ミニマムなデザインにちょっとだけユニークな部分があって。だからこそ気負いすることなく、いつでも手が伸ばせる。こういうのがあったら良いのになと思う所をなんとなく形にしてくれた、そんな感じです。
機能的で、リラックス出来て、動きやすい。そんなパンツがあるとつい手に取ってしまいます。今回の生地はシャカシャカしているけど、レザーにも見えるような不思議な雰囲気を感じます。ベルトとバックルはミルスペックで、フロントは前開きでアクティブな要素を少し抑え、収納力のある大きなポケットと本格的な作り。可動域が広く動きやすいデザインです。
色というのは人によって違って見えたり、場所や環境によって印象が変わることがあります。おそらくほとんどの人が黒と答えるかもしれません。しかし日光に照らされると茶色というのがわかります。黒に見えるけど茶色、茶色ではあるけれど黒く見える。その絶妙なニュアンスのあるジャケットです。
ヴィンテージの生地の空気、ハンティングとフィッシングの完成された実用性のあるデザインの組み合わせ。それだけでも心を掴まれる要素でした。パリの中心部でデザインから生産まで一貫して行い、持続可能なローカルプロセスに根ざしたものづくりを行なっているEASTWOOD STUDIO。1930-1960年代のアメリカのフィッシングジャケットとハンティングジャケットをリサーチし、再構築と融合させたデザインです。生地は1950年代のウィップコードウールを使い、ボタンは1870-1950年代までのフランス軍のボタンが使われています。少し短い着丈と丸みのあるシルエットが妙にしっくりきました。
まるで使い込んだオイルドクロスのような趣きですが、フロック加工(毛羽)が施されたデニムだそうです。それを製品染めすることによって、その毛羽が少し落ちて使い古されたような表情になります。光の当たり方で見え隠れする色がとても印象的でした。ウエストと裾にダーツを入れて少し丸みを帯びたシルエット。ダーツからバックポケットの縫い目とシームを合わせて直線に。とても造形的に美しいパンツです。履き込んでみたい、そう思いました。