これってもしかしてスウェーデン軍の・・・と聞く。思った通り僕たちが大好きなデザインがモチーフのレザージャケットだった。オリジナルの香りは残しつつ、daisuke tanabeという洋服に昇華されている。そんな風に感じた。僕はレザーのライダースが似合うと思ったものに出会ったことがない。でも良さそうだなと思って袖を通してみる。すると妙にしっくりくる。軽くて優しく包まれるような。これはレザージャケットの着心地とはまるで異なる感覚、初めてと言っても良い気分だった。しなやかなゴートレザーにダメージ加工を施し、古びた雰囲気に。この小慣れた雰囲気は着易さの一因かもしれない。ジップはスイスのriri。これも文句の付けようがない。また欲しいものが見つかってしまった。
今日はLE TINGの赤いスウェットにTukirのパンツ。CLASSのレザージャケットを着てクルーキットの帽子を被る。いつもより早めに家を出る。車を修理に出していてそれを引き取りに行く。痛い出費だった。思っていたよりも早くお店に着いた。カナダからオリバーのお知り合いだという方が来られる。鞄も自作らしく良いデザインだった。先日カルフォルニアに送った荷物が無事届いたことを確認して安心する。そのみつを見に来てくれた新規のお客さん。通販を送る。ウェブ用の着用写真を撮る。そんな一日だった。
春にコート。ここ数年は暑くなるのが早くて着る期間が少ない。僕自身もそう思っているし、お客さんからもそういう声を聞く。しかし春のコートは魅力的な生地が多い。だから秋口にも使えるコートを探すようになった。当たり前だが冬はウールや厚手のものが多い。秋冬のコートを春先まで、というよりも春夏のコートを秋に、と考える方がリアルに感じられる気がする。お店をオープンした時に薄手のリネンで茶色のコートを販売した。それは暑くなってもTシャツやノースリーブの上に羽織れた。秋口にはジャケットやニットと合わせているお客さんもいた。そんなコートが1番良いんじゃないか。その代わりも欲しい。という訳でPROJECTbyH.の新作、LARRYを作ってもらう事にした。ランダムなストライプのヘンプはとても雰囲気のあり日本人にとっても馴染みのある生地。糸の硬さは安心感があり、その糸を甘く織っているため風通しが良い。着る度に体に馴染んでいくのがわかる。今回からHステッチを廃止した。自由に、より大胆に創造できているように感じる。心地よさと経年変化。着る、楽しみのあるコートだと思う。
とてもコンパクトな裏毛。厚くもなく薄くもない。さらっと繊細な肌触りなのにしっかりとした生地。スウェットではあるがちょっと違う。とても高密度に織られているらしい。普通に見えて普通のもの作りではないthe besらしい洋服だと思った。丸首ではなくちょっとだけVライン。ダルっとなってしまうのを防ぐために襟と裾にはバインダーで補強までしてあり、YKKのエクセラのダブルジップは滑らか。そしてスリットのポケットまである。嬉しい。通年着れる至れり尽くせりのカーディガンだ。
今日はEROSにオリバーチャーチのシャツを着る。上からクルーキットのジャケットを羽織り、CLASSのレザーを着る。お店ではヘンプのコートを着替えようと思っている。今日はイベント最終日だ。
今日もEROS。The crooked Tailorのヘンリーネックを着る。少し暖かいのでインナーはこれくらいで良さそう。BLACKBIRDのショートモッズを着れば最高に暖かい。昨日作ってもらったヘンプのコートを着る宣言をしたので、お店に着いてから着る。この生地すごい。めちゃくちゃ好きだ。独創的なデザインだけど、着ると馴染む。PROJECTbyH.のデザインは不思議だ。擦り切れても着ようと思うコートに出会えた。
今日から3日間PROJECTbyH.のイベントだ。いつもは当日準備をするけど、昨日ヘンリーが荷物を持ってきてくれたので昨晩準備できた。EROSを三日間穿こうと決めた。1番ブランドらしさがわかる気がするからだ。今回はEROSにいろんなブランドを組み合わせてみようと思う。今回はヘンプのコートを予め店頭用で作ってもらっている。皆さんに気に入ってもらえたら良いなと思う。
今回のデニムは面白い。ストーンウォッシュを施し、クラッシュしていたら手縫いで直す。クラッシュしていない場合もある。そして玉ねぎの皮を使って手染めする。そうする事によって酸化したようなヴィンテージデニムのような雰囲気になる。それはまるで一点物のように感じた。期間中はこの加工とワンウォッシュお好きな方を選べます。ぜひご覧ください。
少し細長いジャケット、気分だなと思っていた時に出会ったHeron’s Ghyll。80年代後半から90年前半にかけて、ゴリゴリに肩パットが入った着丈の長いテーラードジャケット。当時そこまで長続きしなかった流行があり、あえてそこにフォーカスしているジャケットがどうしても気になった。低めのゴージと芯が入っていないラペルは1912年創業の老舗アイリッシュリネンメーカーのBAIRD McNUTTの生地との相性がよく、程よくリラックスした着心地だ。ちょっとボロボロのTシャツやタンクトップにワイドパンツ。スッと頭の中にイメージが湧いてきた。
このパンツを穿いた時これめちゃくちゃ穿くやつだ!、と直感的に思った。インディゴデニムの表情が良かったのでデニム一択で選ぶ。ライトオンスで軽い穿き心地。見た目はミリタリーの様でもある。でも裾のスナップを留めるとニッカポッカみたいでワークと言っても良い。トップボタンはUS ARMYのボタン。悩みに悩んでデニムだし自分の中では労働着という事にしてみた。ジーパンみたいに。スナップボタンでちょっと変化も付けられる。でもやり過ぎていない。CLASSの洋服はやっぱり楽しい。
上記3日間PROJECTbyH.のヘンリー氏にお越しいただき、SS25のオーダー会を行います。今回は変化のコレクション。哲学的で革新的、プロセスを大切にしている彼らだからこそ出来る何かがそこにあります。内包されている芯は変わらず、私たちをきっと楽しませてくれると思います。当日は少量ですが、お持ち帰りいただける洋服もご用意しています。まだまだ寒さは続きますが、少し先の楽しみを作りましょう。ご来店、お待ちしております。