撮影をする前に4日連続で穿きました。理由はモールスキンの硬さを少し和らげたかったからです。ドローコード付き、ウエストがゴムのワイドストレート。裾にもドローコードがあるので、シルエットにアレンジを加えることができます。迫力のあるシルエットに花やラインのパッチワークを加えることで、ちゃんとして見えるイージーパンツにしたかったそうです。穿いていて、なんだか懐かしいシルエットだなぁと思っていたら先日思い出しました。アメリカ軍のM65を穿いている時の感覚に近かったのです。だから好きなのか、と腑に落ちました。というわけで、穿いて洗って。経年変化を楽しみたいと思います。
ミルスペックで最高密度のベンタイルコットン。ミリタリーの要素が注ぎ込まれた短いジャケット。特性として撥水はしますが、機能性に重点を置いているわけではなく”経年変化”に着目しています。実際に使い込んだベンタイルコットンを見せてもらいました。ハリが落ち着き、よく擦れる部分はアタリが出て、所々フェードしていました。もちろんこうなれば撥水はしません。しかしその機能性以上に、長年着用した先の変化を体感する。それがdaisuke tanabeの洋服なのだと思いました。
1980年代、イタリアの小さなブティックが手掛けたデッドストックのダスターコートです。イタリアの小さな蚤の市で偶然出会ったそうです。ラペルに付属したチンストラップ、ベンチレーション、斜めに配置されたフラップポケットなど、古い時代のダスターコートと、運動量が確保されたスポーティーな要素が混じり合い、他にはないダスターコートだと感じました。コットンとポリエステルの軽い素材。ラグランの一枚袖なので、綺麗なドレープが出ます。ボタンの色とボディの発色の良いネイビーのコントラストがとても美しいです。とても美意識の感じるコートだと思います。
1980年代イタリアのレーベルによって製作されたバルマカーンコートです。中綿が入っていて少しふっくらしています。生地やデザイン、イタリアらしいグレーカラーが相まって良い雰囲気を感じました。ガンパッチやエルボーパレットなどトレンチやミリタリーウェアのディテールが採用されています。機能をデザインと捉えて作られたのかもしれません。小ぶりな襟で良いバランスのバルマカーン、羽織ると軽く暖かいです。
琵琶さらし。湖東・近江に伝わる伝統技法。琵琶湖周辺の豊かな水や自然の環境を利用して生地に負担をかけることなく加工する技法です。ふっくらと、独特なシボが特徴です。僕たちが好きな滋賀県ということもあり、気になりました。デザインはフィッシングジャケットをオマージュしています。象徴的なボアには隠しポケット、その他複数のポケットがあり、とても機能的です。実際に触るとわかりますが、着込むと良い経年変化が楽しめそうな、とてもくすぐる生地でもあります。
琵琶さらし。湖東・近江に伝わる伝統技法。琵琶湖周辺の豊かな水や自然の環境を利用して生地に負担をかけることなく加工する技法です。ふっくらと、独特なシボが特徴です。僕たちが好きな滋賀県ということもあり、気になりました。スラックスデザインで、サイズ調整のできる尾錠とギュッと共生地で絞るイージー仕様です。初めは硬めですが、着用を繰り返すと柔らかくなり、深いツータックの綺麗なドレープが生まれると思います。実際に触るとわかりますが、着込むと良い経年変化が楽しめそうな、とてもくすぐる生地でもあります。
たまたまご縁があり、CHACOLIがアメリカの現代絵画の巨匠、Ellsworth Kellyとコラボレーションをするとのお話を聞き、展示に伺いました。CHACOLIは以前から個人的にとても好きで使っていました。道具としての機能美とプロダクトとしての美しさ。とてつもない深みが内包されたブランドです。色々とお話を聞き、このコラボレーションの凄さを体感しました。定番の白と黒ももちろん素晴らしいのですが、この黄色を並べる、というのが僕らっぽいかなぁと思います。黄色が好きです。今日届きました。
手に取った時はまるでヴィンテージのレザージャケットのような重みがありました。ずっしりと。最近ここまで振り切ったレザーはなかなか無いので、興味が湧きました。でも、着るにはちょっとしんどいかな?と思いながら袖を通しました。あれ?・・・そこまで重さを感じませんでした。計算されたパターンのおかげで分散されているのです。しっかりとした毛足の長いスエード。着込むと良い経年変化が楽しめそうです。裾にはダーツが施されていて、少し丸みを帯びたシルエットになります。着る楽しみはもちろんですが、所有したい、と思わせてくれるBUD BLOUSONです。
コットンツイルの生地にガーメントダイを施した5PKT TROUSERS。黒いけど、光の当たり方でブラウンのようにも見えます。真っ黒よりも、トーンのある黒の方がいろんな洋服と合わせた時に馴染みやすい気がします。少し使い古されたような、クタッと柔らかく、初めからこなれた感じが好きです。腰回りはスッキリと、ストンと落ちるきれいなシルエット。ジーパンのようにあれこれ考えずに穿けるパンツを持っていると、洋服に迷った時に助かります。
バケットハットはバケツをひっくり返した形に似ているからそう言われるようになったそうです。帽子は昔から好きでよく被っていますが、バケットハットだけはしっくりくるものに出会えたことがありませんでした。頭が小さくはない、ということもあると思いますが、ただ乗っかっている感じになるものばかりでした。今までお店では何度か展開したことがあり、お客さんからは好評でした。今回は僕らの最近好きなテキスタイルメーカーのLyria社の生地とのことで僕も使ってみることにしました。ブラックはリネンコットン、合わせやすくて、軽くて、いつでも被れる印象です。チェックはリネンウールでシャリっとした触感でドライタッチ。どちらも毎日被りたくなるくらいでした。だいぶ前に聞いたのですが、Woody Allenが被っているのをイメージしたそうです。それがすごく良いなと思いました。あの力の抜けた感じになるには、まだまだ時間がかかりそうです。