1900年初頭のフランスの農夫が着ていたジャケットを思い出しました。少し低めのラペル、柔らかいツイード、裏地には少し起毛したフレンチリネン。何年も着てきたかのような力の抜けた雰囲気です。しかしシルエットはとても美しく、リラックスフィットなので着心地は軽くて快適、昔のツイードのような硬さは全くありません。あの時代の空気を現代的に纏えるのは何だか嬉しく感じます。同素材のROAD TRIP PANTSとセットアップでも楽しめます。
『ポケットの角度が良いですね、手が突っ込みやすいです。』と試着された方が言われていました。パンツを選ぶ一つの基準として物を入れるのではなく、手を入れた時にバランスの良いパンツが良いなと思っています。トップボタンが排除されている、紐を縛って穿くROAD TRIP PANTS。LE VILLARET JACKETと同じツイードなのでセットアップでも楽しめます。ウエストのジャストの位置で留めても、少し落としても穿ける自由さのあるパンツです。腰回りをスッキリ見せる為にサイドシームはありません。ストンと落ちるシルエット、生地が柔らかいので心地が良いです。
Slopeslowのピンクの半袖スウェットにdaisuke tanabeのブラックデニム。そのみつのボタンブーツを履く。どうせ何を着ても暑いと思いスウェットを着てみた。やっぱり暑い。でも気持ち良いが勝つ。ボタンブーツは一見面倒に見えるけど、めちゃくちゃ着脱がしやすい。ゴムもスムーズに素早く引っ掛けられる。このアイデアはすごいと思った。革の雰囲気も最高だ。
クルーキットのチェックのジャケット、CLASSのデニムショーツ、PETROSOLAUMのドローストリング。オーストリッチのドローストリングのグレーは未だに履いているとかわいいとよく言われる。同じ色でまた作れたらやりたいと思っているけど、同じ色は難しいらしい。そりゃ染め物だもんなぁ。いつか、また。
Tシャツがそろそろ飽きてきたなぁと感じる頃、カーディガンを羽織るとちょっと新鮮な気分になれます。その新鮮さというのは季節が移り変わる時に感じることが多い気がします。Kota Gushikenのカーディガンはウールの強撚糸をその特性を活かして編み地がよじれるように編んでいます。強撚している事でシャリっと。さらによじれている分、そこまで肌に触れません。だから暑くなり過ぎず程よく暖かい。という事は一年を通すと案外長く着れるのではないかと思いました。ウール自体も質が良く、全くチクチクしません。そして今シーズンのテーマを象徴するハートがどこかに隠れています。わかるようなわからないような。あっ!見つけたと思ったら、やっぱり違うか?ここにもある!と思っても次には見つけられない。さりげなく、LOVEが込められている。その感じが良いなぁと思いました。
お試し中のシャツにレノマのタンクトップ、オマールのショーツにNishimakiのサンダルを履く。レノマのタンクトップはめちゃくちゃ優秀。透けないし、暑かったら一枚でいられる。もう一枚欲しい。月曜日、いつもはそんな事ないけど一人帰ると一人が来る。それの繰り返しの1日だった。たまにこうやってうまく回る時がある。じっくりゆっくりと見てもらえるし、ちゃんとお話もできる。行きたい時に行けるお店が良いので絶対にしないけど、アポイント制だとこんな感じなのかな?と思う1日だった。東京からわざわざきてくれた人はINSIDE MY GLASS DOORSに行くつもりだったそうだが、うどん屋さんの隣と知らず、うどんを食べた後に違う場所に行ってて、タクシーでここに来た時隣だ!と気付いて大笑いしていたらしい。きみえが入って来られた時にめちゃくちゃにこやかだったと言っていたのはそういう事だったのか。
あまりにも暑い。入ってくる人は息を切らしている。確かに歩いていると息がしにくい。暑過ぎて歩いている人も少ない。日曜日なのになぁと落胆する。Kさんも息を切らして入ってきた。『暑いですねー。』『暑過ぎますねー』とこの時期特有の挨拶。『お盆はお休みだったんですか?』と聞くと、『いや普通に出勤です。開発職だから休めるんですけど、工場は動いているので休むのもどうかなぁと思って。』との事。でも何となくお盆休みみたいな雰囲気だから皆気が楽に働いててそれが良いんですよ。と言われていた。ちょっと休みのテンションでいられるけど、働いて、お盆の時期を外して休む。少し特した気分になるそう。その感じ、会社員の時に僕も思った事があるのでわかる気がした。『ちょっとこれ着ても良いですか?』とKota Gushikenのカーディガンを手に取った。
今年の夏はどうでしたか?今まで体験した事のない暑さで、何とか着れるものと言えばTシャツやノースリーブでした。40度近い気温の中、歩いていると感じたことがありました。それはジリジリと照りつける日差しが痛いという事。これは逆に半袖だときついと思いました。しかし長袖を着るのもきつい。色々試してみた結果、半袖を着ているのと変わらない感覚で着れたのはインドのカディコットンでした。
written byのTシャツにCLASSのスウェットショーツを穿く。靴はPETROSOLAUMのコネクトループ。クラックレザーが良い感じになってきた。Kota Gushikenの秋冬が届く。箱を開けると可愛い!が溢れていた。早速検品して並べることにした。少し緊張気味に男性とお子さんが入ってくる。僕も初めて入るお店はとても緊張する。だけど意を決してガラス戸を開けてくれた事はとても嬉しい。話を聞くと最近大阪に引っ越して来られたそうで、結婚指輪を無くしてしまったので、日常につけられるシンプルな指輪を探しに来てくれたらしい。ホームページを見てくれたようである程度目星を付けて来られていた。その中からどれにするか、サイズはどのくらいが良いか。素材はどれが良いか。丁寧に説明した。喜んでもらえた様子だったので、よかった。夕方白井くんにとうもろこしをもらう。長野の上の方のとうもろこしらしい。今日の晩御飯はとうもろこしご飯に決まる。
心と体が喜んでいるような・・・穿いた瞬間に笑みがこぼれました。15.5ミクロンのメリノウールの二重仕立てでホワホワです。ゆとりのあるワイドシルエットなのに腰回りがスッキリと見えます。それはサイドにパネルを配することで立体的なパターンになるからだそうです。柔らかくて軽くて、窮屈な感じもなく、気持ちが良い。そして美しいシルエット。多分このパンツを手にした人はこればかり穿いてしまうだろうなと思っています。
比翼仕立て、短めの襟。凛としてとてもミニマムなシャツ。ウールに最上級のカシミアが入ったヘリンボーン素材はとろける様な柔らかさと滑らかな肌触りです。襟裏とカフスにはフレンチリネンの裏地があります。美しい生地と綺麗な仕立て。それでいて”抜け”があり、着ると高揚した気分になれる、それが特別に感じられました。
だいぶ昔のクルーキットの赤いチェックのシャツ。CLASSのデニムショーツ、PETROSOLAUMのドローストリング。チェックのシャツはしわくちゃにしても大丈夫。適当に着れる。北海道への旅にもカバンに突っ込んで持って行った。最上級の洋服なのにこの扱いができるって中々ないと思う。まだまだ暑いけど店内はseya一色だ。ウールやらカシミアもある。暑いけど、次の季節の洋服を見ると思考が切り替わる気がする。早く着たくてウズウズするような感じ。いつもセヤが入荷すると見にきてくれるYさん。今回僕らオススメのセットアップを試着してくれた。なんだろう。誂えたかのようにピッタリだった。程よくゆるっとした感じも出ていて良い感じ。身長が190cmほどある自身のことをサイズ4難民と言われていた。確かにサイズ4は作られる数も少ないかもしれない。久しぶりにYくんも来てくれた。僕らの行きつけのラーメン屋さんが火事の影響で閉まったことを聞く。ショックだった。店主さんはまたやりたいと言われているそうなので、復活することを祈る。PROJECTbuH.のヘンリーもとても好きなラーメン屋だったので夜にメッセージを送るとショックがっていた。僕と同じように復活を祈ると言っていた。そろそろ行きたいなーと思っていただけに食べれないと知ると余計に食べたくなる。