いつもは水曜日が定休日ですが、GWの為5/3(水)は営業致します。沢山入荷しておりますのでぜひお立ち寄りください。間に合えばGW中に以前から進めていた第二弾を発表できるかもしれません。その際は改めて告知します。
毎日同じ服は着ませんが、毎日着たくなる服ならあります。僕にとってそれはデニムのジャケット。どこへ行くにもササっと羽織るだけで良くて、沢山着ても耐えられるタフな生地。初めはゴワゴワとしていて固く、着る度に体に馴染み柔らかくなる。そしていつの間にか色がフェードし本当の意味で自分だけのものになる。そこまでの過程も、色落ちしたあとも楽しめるのです。長い時間を掛けて作り上げていく、一発勝負の何か、みたいな。デニムとはそんな感じです。このジャケットはよくあるGジャンに見えるけど、身幅が広く、肩が落ちて、袖を継ぎ足していて太く、小ぶりの月桂樹ボタンと、とても面白いバランス。何日か着てみて、見た目はGジャンではあるけど、どちらかというとカバーオールに近いのでは?と感じました。Gジャンの顔をしたカバーオール。そうやって勝手に解釈すると何だか新しい一面が見えた気がしてこの服に対する見方が変わりました。ショーツと同じ少し軽めの12オンスで横糸に緑の糸が使われています。インディゴと緑が混じり合い、どんな色に変化していくのか注視していきたいと思います。
un/unbient(アン)の定番である、PULL PANTS-W。程よくワイドでストンと落ちるシルエット。新しく開発したオリジナルのポリエステルとリネン、レーヨンのエヴァーリジッドデニム。軽く、涼しく、ドレープの効いたパンツです。デニムを穿いている、あのゴワゴワした穿き心地とは全く異なるサラサラした気持ちの良い生地。ネップの部分がリネンだそうで、初めて見て触る質感のデニムでした。白いステッチも効いてます。水洗いが可能なので汗をかいても安心。ベルトループは付いておらず、サイドのアジャスターの生地を前に向かって同時に引きます。緩める時はバックル後ろに引くだけ。イージーパンツのような快適さがあります。
un/unbient(アン)の定番であるプルパンツの新型、PULL PANTS-T。いつもの形と違うところは深目のタックとテーパードさせた裾でとても綺麗なシルエット。素材はオリジナルのウールポリエステルのタイプライタークロス。高密度でしっかりしているけど薄く、軽く、涼しく、ドレープの効いた、少しドレスの要素が詰まっているパンツです。水洗いが可能なので汗をかいても安心。ベルトループは付いておらず、サイドのアジャスターの生地を前に向かって同時に引きます。緩める時はバックル後ろに引くだけ。手入れも楽で気兼ねなく使える、そして快適なのにだらしなく見えないところが気に入りました。
僕自身にとっては長い付き合いでもあるのですが、改めて…アンは鳥取県米子市を拠点に活動するブランドです。キレイ過ぎず、カジュアル過ぎず。ギラギラしている訳でもなく、フワフワしている訳でもない。色々な要素があるようでない。しかし視点を変えればその全てが含まれる”間”のような存在。 彼の表現する洋服は、様々な洋服と合わせても違和感がなく妙な安心感を与えてくれます。
プルパンツは初期の頃から改良を積み重ねて作り続けている定番品で僕自身も様々なプルパンツを着用しています。1番の特徴は名前の通りサイドのアジャスターを引くだけで良いところ。サイドのアジャスターはミリタリーからの着想ですが、普通は紐を後ろに引きます。これが結構やり辛くて、結局普通のベルトを使っていました。アンはそれを逆に付けていて前に向かって引きます。その方が左右均等に力が入り、しっかりと素早く固定できたのです。初めて穿いた時は着脱が簡単すぎて感動しました。
僕は足がとても太くてお世辞にも綺麗な形をしていません。でもプルパンツはそんな足でも綺麗に見える気がしています。そして色々な洋服と組み合わせやすく、雰囲気が合わないなぁというものはそんなにありません。だからこそ使い易く、ついつい手を伸ばしてしまうのです。
新しい生地のプルパンツを穿いてみるとやっぱり良いなぁと思いました。別に格好つけるわけでもなくて、ちゃんと体に馴染んでくれる感じ。そしてとても身近に感じるのです。そんなプルパンツが2種類の届きました。
un/unbient PULL PANTS-T , PULL PANTS-W
ここ数日は日差しが暖かく心地が良い。徐々に気候が変化しているのだろうが、けっこう室内にいることが多く一瞬で季節が変わった気になっている。ふと世の中を久々に見渡すと桜も散り新緑で嫌気がさすほどにキラキラしている、せっかくなのでこの陽気な感じに乗っかって、堂々と浮かれて着飾ってまだボヤってしている頭をそろそろお越す準備を始める頃がやってきた気がする。と言っても気張りすぎない装いを並べてみました。心地良い生地のシャツや派手すぎない柄のシャツ、でもどこか遊び心のあるショーツやバッグやソックス。ヴィンテージの時計とレザーシューズを。
そんな感じで、今週の一階は出かける準備。誰かの為のクローゼットです。お元気ですか?お店で待ってます。
ダリやピカソが愛用した事で知られているエスパドリーユというシューズがある。元々は船乗りなどが履いていたそうで、夏のイメージが強い。それと、バレエダンサーが履くバレエシューズというのがある。それを外履きとして履いている女性をよく見かける。その2つを混ぜたようなのものがこのシューズだと思う。KASHURAは色の配色が面白く、絶妙な色出しをする。だから色違いで集めたくなるコレクタブルな要素も含まれているような気がする。夏、履き込んで裾がクラッシュしている古着のデニム、もしくは上質な麻のパンツなんかにも合う。また、車を運転する時、飛行機や新幹線の車内など靴を脱ぎたい時にいつでも履き替えられる。厚みがないので、折り畳み傘を持ち歩く位の感覚で鞄にも入る。出張が多い人にも良いかもしれない。踵を踏めばスリッパの様な気軽さがあるし、踵まで入れるとしっかり固定されるので中々歩き易い。2017年ミラノで誕生したKASHURA。玄関に置いてあるだけでも楽しい気分にさせてくれそうだ。実際に履くと編み地の隙間から風が入ってきて涼しい。だから素足でも蒸れにくく、軽く楽な履き心地。さて、今年の気分はどの色だろう。
初めて展開するCLIFFER。サイドシームがズレていった、そんなユニークなデザイン。立体的でスッキリ見えるが、程良くゆとりがあり動き易く快適な穿き心地。生地は軽やかなコットンポプリン。まるでナイロンかと思うほどに高密度で軽く、生地の動きが美しい。いつもより1つサイズを上げて、ベルトでギュッと締めると生地の特性がよく現れるような気がする。革靴を履けば少し綺麗に、スニーカーやサンダルなら少しラフに。使い方に馴染んでくれるパンツだと思う。
昔は古着でカットオフされた物をよく着ていた。汚れていたり、ほつれていたり、穴が空いていたり。使い古されたその雰囲気がたまらなく好きだった。しかし古い物は大抵小さく袖と着丈が短い。趣味や体型の変化によって着る回数が少なくなり、考えてみるとそれから20年くらい着る事がなかった。半年前にふとその頃の事を思い出し、久しぶりに、本当に久しぶりに着たくなった。Slopeslowで見つけた物はスウェット生地のようなオリジナルの素材。グレーの杢生地を脱脂加工を施し、オーバーダイ。独特な固さとドライタッチな肌触り。何年も掛けて着込んでみたくなる生地だった。袖も長めで着丈も丁度良い。まさに理想的な形だ。着て洗って、着て洗って・・・。いつの日かたまらなく好きだったあの雰囲気に昇華していく気がしている。
初めは硬さがあるけれど、着る度に体に馴染んでいく。サラッと、風が抜けるような。耐え難い暑さの日々もこのシャツがあれば気分良く過ごせそうな気がする。
The crooked Tailorは対面販売のみとなりますので詳細は店頭でご覧下さい。
70-80年代のモーター社会。良い車や好きなバイクに乗っていた頃の自由。その自由がコンセプトのMOTOR PICNIC。そのデザイナーの思いをパリのアーティストSanae Nicolasさんが自由に絵を描き、プリントしたTシャツ。素材は熊本県で綿花から栽培し作られた純国産のオーガニックコットンにシルケット加工を施し、肌触りが滑らに、品のある光沢が出ている気持ちの良い素材。少しボートネックに近づけたネックでドロップした肩、着丈は少し短くバランスの良いデザイン。生地もかなりしっかりしていて、洗っても中々よれず長く着ることが出来るのも嬉しい。実際に去年着てみて、コットンでこんなにも気持ちの良いものがあるのかと。それから病み付きになってしまった。