羽織った瞬間、口元がどうしても緩んでしまう。そして大きなため息。それはまるで温泉に浸かった瞬間の、あの感じと似ていると思う。
LILY 1ST VINTAGEなんかの洋服にパッチワークされていたり、ミシンでギザギザっとたたかれていたりしている箇所を目にする。きっと破れたり生地が傷んで補強しているんだと思うが、それがなんともカッコよく愛おしく思う。そして、この服の以前の所有者はどんな生活をしていたのかとか想像し、小説を読んでるかのように楽しむ。
折財布を出来るだけ小さく、と考えられたモデルのラウンドZIP折財布S。手に収まるほどのサイズ感で、カード入れは3箇所で6枚は無理なく入る。小銭入れは大きく開き、全体が見え出し入れし易く、お札は片側が開く仕様なので、引っ掛からずストレスがない。本来なら小さくすればする程、実用面を犠牲にする部分が出てくるけれど、そこをカバー出来るのがTochcaのデザイン。使っている革はホーウィン社のクロムエクセル。茶芯(地が茶色)なので少しずつ茶色が出てくる革。油分たっぷり、モチモチで馴染みが良く、使い込めば深みが増し艶がどんどん増していく。そんな変化を日々感じられるのも楽しみの一つ。修理もずっとお受け出来ますので、長くお使い頂けます。
シャツやパンツやコート、カバーオール。これら全てはワークやミリタリーから着想を得ているものがほとんど。デザインはクラシックながらもパターンや空気感で見せるコモリ。デザインは遊び心があるけどルーツをとても大切にしているCLASSなど・・。昔から変わらないもの、常に新しさを見せてくれるもの。原点が同じでも全く見え方の違う洋服を組み合わせると面白いと思い、今週の一階はそんな洋服を並べています。ぜひご覧ください。
昔から変わることの無いデザイン。それ以上それ以下も無い完成された物の1つだからなのかもしれない。そしてデニムというのも気分が上がる。着飾っても良いだろうし、ちょっとそこまで出かける時に羽織る事も良い。汚れたとしても自宅で洗えて気兼ねなく着れる。だからこそ沢山着込めて1人1人違う経年変化を楽しむ事ができるのだと思う。先を想像出来て、どんなシチュエーションにも馴染んでくれる。それがコモリのワークジャケット。きっと日常に寄り添ってくれるでしょう。
ちゃんとしてるけど気を使わなくて良い。家にいる時にも近所に出かける時も飲みに行く時だって穿いていける。汚れてしまっても洗濯機で普通に洗える。伸縮性があるので動き易くスウェットの様に膝が出ることも無い。毛並みが見える超高解像度の豹柄は難解そうに見えてもとにかく穿いてしまえば何とかなるもので、どうしても提案したくなった。ウルトラスエード、この素材の虜になって何年経つだろうか。コート、ジャケット、ベスト、パンツ、ショーツ、Tシャツ。たくさん所有していて、どれもまだまだ現役で衰える感じがしない。何年前の物でも着ると気分が良い。それはCLASSだから、という部分が大きいのかもしれない。何故なら堀切さんのデザインはいつも驚きやワクワクを与えてくれるからだ。CLASSを着る。そしてクルーキットやLILY1ST、PROJECTbyH.を着る。自分にしか出来ない組み合わせが本当に楽しい。だから無いと困るのがCLASSなのだ。
ちゃんとしてるけど気を使わなくて良い。家にいる時にも近所に出かける時も飲みに行く時だって穿いていける。汚れてしまっても洗濯機で普通に洗える。伸縮性があるので動き易くスウェットの様に膝が出ることも無い。ライトグレーは合わせ易く、季節を問わず使えそうだ。ウルトラスエード、この素材の虜になって何年経つだろうか。コート、ジャケット、ベスト、パンツ、ショーツ、Tシャツ。たくさん所有していて、どれもまだまだ現役で衰える感じがしない。何年前の物でも着ると気分が良い。それはCLASSだから、という部分が大きいのかもしれない。何故なら堀切さんのデザインはいつも驚きやワクワクを与えてくれるからだ。CLASSを着る。そしてクルーキットやLILY1ST、PROJECTbyH.を着る。自分にしか出来ない組み合わせが本当に楽しい。だから無いと困るのがCLASSなのだ。
持った瞬間、ほとんどの方が『重い!』と言われる。パンツ2本以上の生地を使っていそうなとてもとても太いズドンと落ちるパンツ。穿いてみるとその重さが心地よく、体の重心が安定する様な気がする。見た目はまるで袴の様でもあり、スカートの様でもある。初めての体験なので何を合わせるか未知数ではあるけれど、この際なんでも良いんじゃないか、好きな物を組み合わせて楽しんでしまおう!と思える洋服。体が入ると余った生地が前へ後ろへ折り畳まり、歩く度に生地が動く。デニムでこの動きが出るのはすごく面白いと思った。
1930-40年代アメリカのマッキーノコートです。大きなショールカラー、ダブルブレスト、当時寒冷地でのアウトドア、スポーツ向けのウェアとして製作された1着。マッキーノコートはミドル丈の物が一般的ですが珍しいロング丈。すっきりとしたシルエットでアメリカというよりはイギリスの雰囲気が残っている気がします。ムートンライナーが付いていた事を考えるとかなり細身の人向けに作られたのかもしれません。現代の定番的なチョコレートカラーは日々のコーディネートに取り入れ易く、自然と馴染んでくれると思います。
ミリタリーやワークウェア、これだけの時が経っていても未だ見ぬ洋服がたくさんある。そんな洋服に出会える事はとても貴重な体験でもあり、誰とも被らない洋服を纏えるという楽しみもあります。1930-40年代イギリスのロイヤルアーミー、長距離砂漠挺身隊(Long Range Desert Group:LRDG)のためのキャンバスコート。LRDGは第二次世界大戦期においてイギリス陸軍の偵察・襲撃部隊で当時超少数の兵士による部隊であったことから現存する個体が非常に少なく、このコートは歴史的にも大変貴重な1着。重量感、UKならではの丁寧な作り、程よく柔らかくなっている生地やレザーのストラップなどヴィンテージでしか味わえないコート。
袖を通すと仕立てと生地の良さにゾクゾクする。ごく稀にそんな洋服に出会うことがある・・・。ラペルにはムートンボアが付いておらず、さらにはリネンキャンバス素材という大変珍しい個体でもある1940年代フランスのカナディアンジャケット。当時の富裕層向けのウェアとしてテーラーによる仕立てと推測される立体的なカットは現代ではとても上品。そして再現が難しいほどの強撚糸で高密度。これだけ時間が経っているにも関わらず硬く着応えがあり、天然素材だからこその経年変化を楽しんでいけるジャケットだ。