出来立ての凛とした佇まいも美しいヴァリエ。1番小さなminiができました。使い込むと布バッグの様なクッタリとしたしなやかさが生まれ、マットな質感が艶々に変化する。大きなフラップを留めているのはドイツホック。クラシックカーの帆を留める為に使われていた金具でつまみを引っ張れば開いて、つまみの土台を抑えるとしっかりロックされる。フラップを引っ張るだけでは簡単に開かないのでセキュリティの面でも安心だ。背面にはジップポケットがあり、スマホやお財布を入れておくと便利。小ぶりなサイズ感ながら沢山入るので普段使いや旅先での鞄にちょうど良い。ショルダーは太めで長時間持っていても肩への負担が少なく、長さの調整も革とは思えない程スムーズに出来る。使い勝手の良い、両手が自由になれるカバンは結局手にとってしまうのです。
目的があって、或いはレザーの雰囲気に惹き寄せられたり、デザインや機能性で選んだり。それぞれその人らしいものを選ばれています。僕も沢山持ち過ぎているのに使いたいな、と思ってしまうものばかりです。オーダー会は日曜日までとなります。猛暑が続いていますが、店内は涼しくしていますのでぜひお越し下さい。ご来店お待ちしております。ご遠方の方もお気軽にご連絡ください。
INSIDE MY GLASS D00RSが始まる前からなので、店主は沢山のTochcaをお客様に販売してきた。持ち主により同じレザーなのに全く違って変化している。色の変化はもちろんだけど、黒いレザーもシワの入り方やツヤの出方、レザーの伸び方で全く違うモノになる。だから唯一無二となる。後、キーボルダーやお守りを付けたり缶バッチを付けたりと個性が出てたりする。(私は結構そういうのを見るのが楽しい。)で、お客様が使っているバッグを作り手であるTochcaさんに見せて「『里帰り』です。」と言った。仕事の時に使っている事。パソコンを入れている事。使い始めは暑い時は汗をかくので色の濃いシャツを着ていた事。今はもう色落ちが落ち着いた事。カメラが趣味でこの中に今日はカメラが入っている事。そっから、また色々な話に発展していくのだけど….おーよく育ったね。と目を細めて懐かしむ感じがして本当に里帰り感があって微笑ましかった。バッグというのは物を入れて運ぶ事が目的でひとつの道具なのだけど、それだけではない、なんか形のないモノもが周りにグルグルしているなといつもよりリズム良い店舗の中で過ごしております。
今回新しく使っている革はホーウィン社のクロムエクセル。クロムエクセルとはコンビ滑しという方法で滑し牛脂、蜜蝋、植物性脂と魚脂をブレンドしたオイルを染み込ませたレザーです。しっとりとしていて手に吸い付いてくるような、ずっと触っていたくなるような、そんな革。ベースはブラウンで上から黒の染料を入れています。使っていくとそのブラウンが少しずつ出てきます。無色のクリームを使っても良いし、黒のクリームを入れて黒をキープするのも、そして何もしないのも、使う人の好みで育てて欲しいと仰られていました。
Tochcaと出会った頃には僕は革製品が好きで色々なものを使っていた。ある程度革の事は理解していたつもりだったが、初めてTochcaの製品に触れた時は全く知らない世界を見せられた、そんな感覚だった。それは多分、一般的な良し悪しだけではなく自分の好み(理想)に限りなく近いものに出会えた、という事だったんだと思う。革はどれも手触りが良く、経年変化も美しく、使いやすい。そして使っている内にちょっとした工夫に気付く事もあり、どんどん好きになっていく。それからずっとTochcaを使い続けている。
お知らせです。7/23(日)、Tochcaのお二人にお越し頂ける事になりました。細かい作りの事や革の事など、実際に作り手本人のお話が聞ける機会です。日程の合う方はぜひお越し下さい。ご来店お待ちしております。
今年も広島のレザーブランド、Tochcaのオーダー会を行います。今回はホーウィン社のクロムエクセルや前回使ったKOBE BEEFとフランスの家具に使われる綺麗な色のヌバックを組み合わせた鞄など・・。たくさんのモデルの中から実際に見て触って鞄やお財布などをオーダーできる期間です。店内は革の良い香りに包まれます。
ブランド10周年を記念してファーストコレクションをオマージュし作られたMemory Pieces。その中から選んだノースリーヴをターメリックを使い染めて頂きました。暑さも吹っ飛びそうな黄色はカレーを煮込むように時間をかけて何度も染めたそうです。染め物なので着用や洗濯を繰り返すとフェードしていきます。少しずつレモンイエローのような、それもまた良い色になるんだろうなと想像しています。シャツやカットソーの中に着て差し色に。ちょっと見えるだけでも楽しい気分になれます。
ブランド10周年を記念してファーストコレクションをオマージュし作られたMemory Pieces。その中から選んだショーツにインディゴを使い染めて頂きました。あえてランダムな回数で染めてあるので、1点ずつ色の濃さが異なります。少し濃かったり、少しフェードしたヴィンテージのような雰囲気だったり。そこからさらに経年変化を楽しむ事ができます。股上の深いデザインは現在と変わらず、彼らのブレる事のない洋服作りを感じる事が出来ました。
『ターメリックの染色、めちゃくちゃハッピーな色合いで良いですね。』とお客様。暑さも吹っ飛びそうな黄色はカレーを煮込むように時間をかけて何度も染めたそうです。染め物なので着用や洗濯を繰り返すとフェードしていきます。少しずつレモンイエローのような、それもまた良い色になるんだろうなと想像しています。差し色に使いたい。なんなら一枚でも着てみようかと思わせてくれました。明日からも皆様のお越しをデザイナーと一緒にお待ちしております。(土曜日は通訳の方もいます!)
明日から始まるPROJECTbyH.のイベントは今回の為にパーカ、ショーツ、ノースリーヴをインディゴとターメリックで染めて製作して頂きました。通常のコレクションは白と黒ですが、ご希望の場合はオーダーもお受けします。インディゴはフェードしていく様が美しく、ターメリックは気分の上がりそうな黄色。そしてレザーアイテムも作ってきてくれました。ぜひお越しください。ご来店、お待ちしております。