今日は休みだったけど、撮影で出勤していた。ちょうどNさんからアポイントをもらったので、少しお店を開ける。『こんにちは〜』とNさんが来店。僕は『ご無沙汰ですー』と挨拶する。メッセージとかでやり取りしていたからそんな感じはしなかったけど、調べると最後に来られたのが、ちょうど一年前の9/16だった。その事を伝えると『そんなに来てませんでしたっけ?ちょうど同じ日なんて、そんな事あるんですねぇ』とびっくりされていた。今日持っていたTochcaのカバン。もう12年くらい使ってくれている。昔少しの期間だけあったシエナという煉瓦色だった。色の変化からコニャックかと思っていたら、『確かシエナという色ですよ』と言われる。『初めの色が全くわからないほど変化してますね!すごく良い色と艶です。』と僕はカバンを見てびっくりした。Tochcaは本当に丈夫すぎるよなとも思う。買い替える事があまりないから、商売的にはどうかと思うけど、こんなに長く大切に使ってもらえる物を提案できている事が嬉しい。
OLIVER CHURCHのガーゼシャツにdaisuke tanabeのブラックデニム。そのみつのボタンブーツを履く。ガーゼは裏地つきだから失敗。暑すぎた。でも気分は秋に向かっている。
OLIVER CHURCHのチェックシャツ、クルーキットのデニム、そのみつのボタンブーツを履く。暑いけど、少し秋っぽい感じでいきたかった。でも暑い。今日は昨日みたいな感じだったらどうしようと考える。三連休っていつも人が少ない気がする。みんなどこかに遊びに行くよなぁと。でもたくさん来てくれた。良かった。。COMOLIのニータックパンツを見にこられる方が多い。堺から来てくれた方もその一人でニータック目当てではあったけど、G8を試着すると予想以上に良いと言われる。みなさん同じ反応なのが面白いなと思う。G8って野暮ったさが出る形ではあるけど、それが全くない。バサっと羽織れる気楽さが良いのかもしれない。映画に行く途中にちょっとだけ寄ってくれたYさんはスポメニックのパンツを穿いてくれていた。『パンツどうですか?』と聞くと『めっちゃ穿きやすいですー。』と。涼しい素材だけど黒だから秋も春も着れる。買っとけば良かったと後悔した。夕方元気な子供たちが入ってくる。Yさんとななこちゃんといち君だった。公園で遊んだ帰りだそう。こびと図鑑が大好きで、西日本編が最近出たらしく朝起きたら机の上にあったそう。きみえに上手に教えてくれていた。キン肉マンはブロッケンマンとミート君が好きでワンピースはサンジが好きだと教えてくれた。YさんはAVMのRYTHMEのサイズを確認しに来たので、サッと僕のRYTHMEを付けてもらう。Mでピッタリだった。他にもブリエンヌの白いシャツやクルーキットとかセヤなど気になっているものを試着して選んでくれた。ななこちゃんは『帰りたくないー』と言ってくれている。こんな僕たちの相手してくれて嬉しいこと言ってくれるなぁと思う。『また一緒に来てね!』と見送る。
お試し中のシャツ(来春入荷予定)とCOMOLIのメッシュTを中に着て、CLASSのデニムワークパンツにSONOMITSUのボタンブーツ。シャツは着まくったけど良い雰囲気になってきた。好きだなぁと思う。まだ暑いからメッシュTをインナーに使うと快適。CLASSはいつの間にかペンキが付いていたけど、それはそれで良いか。今日はなんとも疲れた日だった。来られる人来られる人が『考えます。』ばかりだった。期待すると落ち込むので、考える=いらない。と思っているけど、なぜだろうと考える1日だった。土曜日なのに落ち込むよ。
『今まで無かったのが不思議ですね。』とお客様。ドローストリングにコーデュロイ。何ら違和感もなく、ここに馴染んでいます。ウエストがゴムとドローコードの快適だけど、だらしなく見えないドローストリングパンツ。ややワイドだがコーデュロイの重みでストンと落ち、程よくスッキリしているようにも見える。冬にしか使う事が出来ない特別な素材と最高の日常着が合わさった、冬の特別な一本になりそうな予感がします。
刺繍とも違うしプリントでもないし、ニットにこのように絵のような(絵と言ってよいのかな?)ものを描くって、よくよく考えてみるとすごく不思議で、ユニークで、面白い。Kota Gushikenのニットを知ってからもうすっかり数年経ってたくさん見てきたのに、なぜか今回の顔を見て改めてその凄さに唸った。一見すると無地のシンプルなニットの裾に、ごろんと横たわる彫刻家のブランクーシからインスピレーションを得て生まれた柄。なんとも不思議な光景で、同じように首を傾けたくなるし、忘れがたいほど印象的で、かっこいい。顔に使われている糸とボディーカラーのバランスがすごく好きで、この2色を選んだ。それと、いつも通りとても心地の良いニットです。顔はぼやりと優しいのに着ると全体をキリッと締めてくれる1着です。
たっぷりと贅沢な生地使いで丸みを帯びたコクーンシルエット。とても可動域が広くて動き易いのですが、体が入ると不思議と収まりがよく見えるコートです。今回はポリウレタンのジャガード織。凹凸による陰影とデザインの違和感が心地よく、素材がコートを引き立てているように感じます。
触り心地はカシミアのようで、着心地はジャージーのように伸縮性があり、素肌に着たいと思えるほど気持ちの良いニットです。まさかウール100%だとは思いませんでした。非対称なデザインはどの角度から見ても新鮮でした。今季のテーマOBSESSHIONでは”クラシックな形にほんの少しの違和感を与えることで、まるで新しいものに生まれ変わる。そして、『普通ではない普通』を組み合わせることで、言葉にできない心地よさが生まれる。”とありました。まさにその通り、と思ってしまうセーターでした。
ドライバーズニットというクラシックな要素とSF的でユーモアを感じると同時に、自然な柔らかさも感じる。そんな考えが右へ左へと行ったり来たりする中で、ふと我に返り、「あ、これはOMAR AFRIDIだ」と感心する。無機質で幾何学的な要素を備えながらも、生地からは柔らかく有機的な雰囲気が漂う。例えば、無機質で機能的な要素を持つ力強い服はあるし柔らかくて心地よさを持った生地を使った優しい服もある。しかし、このニットはそのどちらかに偏ることなく、両方を絶妙なバランスで併せ持っている。どちらかに思い込んで試着すると裏切りに近い感情を受ける。その異なる要素が、同じ空間に自然と収まっているのだ。そんなドライバーズニットは新しくてやっぱりSF的でユーモアがある。