INSIDE MY GLASS DOORS
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WEST END WATCH CO / SOWAR “BRITISH INDIAN ARMY” (sold)

1886年、スイスのサンティミエのアルシード・ドロー&サンズ(Alcide Droz & Sons)により設立される。アルシード社は当時イギリスの植民地であったインド市場への進出を目指していたことから、イギリスの流行発信地であるロンドンの中心エリア”West End”からその社名をとった。1917年にはジュネーブを本社を移しさらに生産規模を拡大、第一次世界大戦中には英国軍向けに約5万本もの腕時計を供給した。特に成功したモデルにイギリス領インド軍(British Indian Army)やインド高等文官(Indian Civil Service)向けに製造された軍用時計Sowar(ソワール:ヒンドゥー語で戦士の意)があり、軟鉄性のインナーケースを備えた堅牢なSSスクリューバックケースを用いることで高温多湿で塵埃の多い過酷なインドの地にも耐えうるタフで実用性の高いモデルとして広く支持を受けた。堅牢さへの追及は同社の大きな特徴であり、今日耐震装置として多くのメーカーに採用されているIncabloc(インカブロック)を時計メーカーとして初めて採用したことからもその先見性が伺える。

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腕時計をつけてみたら

腕時計は高校生の頃カシオから出ていたデータバンクというモデルをアルバイトのお給料で買ったのが初めてだった。当時はポケベルが出だした頃で携帯電話はまだ普及しておらず時間を確認するには腕時計が必要だった。今は時間を確認する、という事自体はスマホで済む。スマホで時間を確認する人は多いと思う。ではスマホに役割を取られた時計とは何だろうか。

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The crooked Tailor ザ クルーキット テーラー / BREAD BAG (sold)

鞄の中にはエコバッグが常に入っている。帰り道にスーパーマーケットに立ち寄った際、そこに買った食材を入れるためだ。最近使う事が増えたのがショルダーバッグやリュック。つまり両手がフリーになる鞄だ。手荷物が増え両手に抱えるのは少し大変だったので自然とそういう鞄を使う事が多くなった。The crooked TailorのBred Bagはその点使い易い。思いの外荷物がたくさん入りその割に大きく見えないし鞄自体の重量が軽い。ポケットも幾つかあり仕分けも出来て非常に便利だ。自転車に乗る時にも良さそう。そして洋服にも馴染みやすい。決して強調される事はなく、その人の一部になる様な・・・。どんな場面でも違和感がなく溶け込んでくれる。勿論生地や作りのクオリティはいつもながら素晴らしく持つ事で高揚感も得られる。しかしそれを表に出していない。能ある鷹は爪を隠すという諺があるが、そんな印象を受けた鞄だ。

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PERIOD FEATURES / KHMER PANTS

パジャマのようでパジャマではない。そんなリラックス感のあるパンツはここ数年使う事が増えている。自宅でくつろいでいる時やちょっと出かける時にはTシャツだけ着替えれば良い。単に楽をしたいという訳ではなく、気に入ったパンツを長い時間穿いていたいという思いもあるし、良い気分になれるからでもある。9世紀から15世紀まで存在していた王国、クメール。現在のカンボジアの元となった王国で伝統的に作られていたクロマーという綿布だ。一見普通のチェック柄のプリントの様に見えるが亀の甲羅(turtle scales)と呼ばれる最も繊細な技法の生地。その生地をインドで手織りし縫製まで行っている。目を凝らして見るとその繊細さに目を奪われる。シルエットは少しテーパードしたゆとりのあるイージーパンツ。ハリはあるが、肌当たりがとても優しく涼しい。シンプルな白いシャツと。綺麗なウール天竺のTシャツとサンダル。このパンツだからこそ出せる抜け感がクセになる。

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今週の1階は

『夏を考える』をテーマに並べています。

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Nobuyuki Matsui / DECONATRUCTED O BRACELET WITH GOLD

幼い頃、スリンキーというバネのおもちゃ(鉄製)でよく遊んでいた。好奇心からかそのスリンキーを伸ばし切ったらどうなるか、それがどうにも気になって気になって仕方がなくなった。きっと綺麗で直線的な棒になる、そう思い力一杯伸ばしてみると上を向いたり下を向いたり斜めになったり、とても歪な形になった。予想に反していたがその歪な形が妙に気に入ってしまい、捨てられるまで大事に持っていた。Nobuyuki Matsuiのブレスレットを見た時、どこかで見た事があるなと思っていてそれがスリンキーだった。歪んだ円が連なっている。型で作られたものではなく全て手作業だ。という事は同じ物は一つとしてない。ベースの素材はSILVER925、1つだけK18 GREEN GOLDが使われていて、そんなさり気なさも良い。不均一だからこその美しさがこのブレスレットにはあるように感じた。

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DECONATRUCTED O BRACELET WITH GOLD

PROJECTbyH. / “NAIDAR” CURVED LINE CROPPED WIDE TROUSERS (sold)

インディゴリネンストライプ。その言葉の響きだけで体が反応してしまう人がいるかもしれない。形は先日ご紹介したパンツと同型。ワイドなシルエットで丈は少し短め。フロントは2タック、共生地の紐を絞れば立体感のあるシルエットになる。石の削り出しボタンはほんのりインディゴに染まっている。穿き初めはハリがあってワイドさが強調されるが、ある程度穿いているとそれが落ち着いてきて柔らかくなる。そして歩いたり、座ったり、擦れる部分は少しずつ薄くなりインディゴ特有の濃淡ができる。夏は一度に着れる洋服が少ない。だからこういった経年変化を楽しむ事が夏を満喫する一つの方法ではないだろうか。

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PROJECTbyH. / “AURELIA” ANATOMICAL LONG ROBE (sold)

着る人によって、着る回数によって、または洗濯の回数によって、決して同じ物にはならない染物の経年変化。特にインディゴで染めたものはより変化を楽しむ事ができる。すべての工程を自分たちで行うPROJECT by HのAURELIAは織りでストライプを表現したリネンを縫製後、手作業にてインディゴ染めを施している。着丈は少し長く、肩周りはフィットする感じ。でもキツい訳ではなく見た目以上に動き易い。ローブというデザインの特性上、屋内外どちらのシチュエーションも似合いそう。生地自体は透ける程薄いが、しっかりしていて使っていく内に良い方向へ変わっていくのも楽しみの1つ。風を孕むローブは涼しげで着ていて気分が良い。日本人には親しみ深いインディゴ。どんな色に見えるだろうか

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well / SOMEONE’S CLOSET

梅雨が明ければ暑い夏がやってくる。昔は我慢をしてデニムを穿いていたが歳のせいか耐えられなくなってきた。楽で涼しいパンツ、そんな物を求めるようになってきた。wellのSOMEONE’S CLOSETはキッチリ見えるのに動き易い。制服(ユニフォーム)は機能的な面も考えられた洋服。格好付けていない格好良さが制服にはあるように思う。このモデルは歯科医のパンツから着想を得たそうだ。立ったり座ったり、そんな職業柄の動きに合わせて作られた機能性。それを普段使えば快適なはずだ。素材は落ち感のあるプルプルのリネンで穿き込み甲斐がありそう。ウエストはゴム仕様でベルトが必要なく、楽だ。そして、とても穿き心地が良いく風通しも良い。クラシックなストライプも好みだった

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SOMEONE’S CLOSET
¥ 39,600 (tax in)

YINDIGO AM in INSIDE MY GLASS DOORS

皆さん触ってニンマリ、試着してニンマリと自然と顔が綻んでいました。1番人気は予想していたガンジーのVERMILLION。一人お話を伺ってみると、ゆったり着れるガンジーセーターなんて他には無い。だそうです。確かに元々はとにかく頑丈に作られたものなので、ラフには着れません。改めて見てもカシミアのガンジーは凄く上品。オーダー会は今週日曜日までとなります。生憎の雨続きでしたが、週末は少し回復するそうです。ご来店、お待ちしております。サイズ感等、ご不明点はお気軽にCONTACTよりお問い合わせ下さい。

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seya. / TRAVEL PANTS

朝、いつものパンツを何本か穿いてみるとしっくりこない。代わりに綺麗なスラックスを穿いてみるもしっくりこない。そんな日が2-3日に1回はあって、決まってseya.のパンツに手が伸びる。涼しげなヘンプ100%、あまり触った事のない独特な触感に惹かれた。ヘンプは通常ガシッとした表情だがこの素材はシルキーというかヌメッとしているというか・・ヘンプと聞いていなければ質の良いリネンだと思ってしまうだろう。太過ぎず、細くは無い絶妙なシルエットで生地の落ち感もありとても上品だ。色名はINDIGO BLUEだがインディゴで染めている訳ではない。しかし奥の方にインディゴが感じられる深い色合いでとても美しい。実際に穿いてみるとキッチリした中に抜け感があってとても穿き心地が良い。一見キレイなパンツだがスニーカーやサンダルも似合う。まさに大人が穿けるラフなパンツだ。だからしっくりこない日にはseya.のパンツをよく穿いている。

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COMOLI コモリ / ベタシャンCPOシャツ

湿気の高い梅雨、1年で1番苦手な時期だ。まだ半袖にショートパンツは早過ぎるし、汗っかきの私は着る洋服(素材)に困る時期でもある。ここ数年、梅雨の時期から夏が終わるまで1番使う素材がコモリYINDIGO AMのウール天竺とベタシャンだ。コモリのベタシャンは通常のシャンブレー(縦糸に色糸を、横糸に白糸を使った平織りの生地)とは違い、縦糸と緯糸少しの濃淡を付けた糸で織った平織の生地で洗い込んでも白っぽい色落ちがなく少しずつ柔らかな色合いに変化していく素材。ベタっとしたシャンブレって事でベタシャンとたぶん小森さんが名付けた。透けるほど薄く、実際に着てみると肌にも張り付きにくく、風が通り抜けてとても涼しい。汗をかいてもすぐ乾く。そして洗えば洗う程柔らかく、気持ち良くなり手放せない洋服の一つになると思う。デザインベースは軍物の定番CPO。取り入れ易く、すんなり馴染んでくれる。コモリ特有の肩の落ち方など、癖になる要素が実は多い。暑い季節も楽しむ術を教えてくれる、そんな洋服だ。

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ベタシャンCPOシャツ
¥ 37,400 (tax in)
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