足を入れるとホッとする。普通なら脱いだ時にホッとしそうなのですが、そのみつの靴は毎朝の足入れの瞬間が心地よく感じてしまいます。久しぶりに好きなデザインの1つである、一枚仕立ての靴を作ってもらいました。今回選んだレザーはイタリアのトスカーナに拠点を置く、ASTORIA社のカーフをシュリンク加工したシボ革です。とても上質なのが触るとわかるのですが、もちもち、しっとりとしています。この素晴らしいレザーで継ぎ目のないデザインで作ると良さそうだと思い、組み合わせました。予想通り足を入れると優しく包まれます。気持ちが良いです。継ぎ目がないので、足のどの部分にも糸が当たらず違和感がありませんでした。それなりに厚みがあるのにこの柔らかさと軽さ、とても不思議です。ハンドソーンウェルテッド製法なので反り返りもよく、歩きやすく、疲れにくいです。まるで歩くために作られた靴のようです。革靴を履くと背筋が伸びるような気がします。シャキッと、楽しく歩きたいです。
Guidiのカーフを染めてもらっている、そう聞いた時から楽しみにしていました。今までこのカーフは沢山使ってきました。しなやかさ、経年変化。どれも一味も二味も違うのです。触り心地が良いので、考え事をしている時や電車に乗っている時など、気が付くと撫でていました。だから経年変化が早いのかもしれません。今回のブラウンは今までと違い、色の変化も存分に楽しめると思います。使い古した後が1番格好良い、そう思えるレザーです。
リネンかな?と手に取り着てみると、ちょっと違うような気がしました。シャリっとした触感ではあるけれど、ハリの強さというか種類が違うような。聞くと『100%和紙なんです!』と。普通は草からできるのが和紙で大きく括れば麻と近いです。しかしこの和紙は杉や檜の間伐材から和紙を作り、それを撚って糸にして織り上げた素材だそうです。木の糸なんです。こうやって再利用し異なる製品にすることで、森林の健全化にも繋がっていきます。そんな生地を使ったとてもシンプルなシャツです。この和紙がとても引き立つデザインだと思いました。麻のように涼しく、乾くのも早そうです。パキッと良いシワが入ると思います。着込んで良い雰囲気に育てていきたいシャツです。
既に日中は日差しの強さを感じ始めています。ここ数年の夏はとても暑いです。立っているだけでふらふらしてきそうです。薄着するといっても限界を感じていました。きみえが日傘を差しているのを見て試しに傘の下に入ってみると・・びっくりしました。体感温度がまるで違うのです。そこから日傘を日常的に使うようになりました。
ロンドンで活動しているKINGSLEY WALTERS STUDIO。デザイナーはサヴィル・ロウの老舗テーラーで修行をしながら趣味で革小物を作り始めたのが始まりだそうです。レザー、コットンキャンバス、リベットにステッチ、全て英国産に拘り、今でもデザイナー本人が一点一点手作りをしています。