『普段、世界を肉眼で見ている私たちは感情を目で見たことがない。ある瞬間に内側深く埋もれていた感情が、現実の感覚を刺激することで表面化することがある。そのプロセスはまるで感動的なアート作品を見たときに湧き出るような知覚的なエネルギーによって浄化される。』
2/10(金)からお店に並びます。ご来店お待ちしております。
PROJECTbyH.と初めてのイベントを行い、特別に依頼したRADIENT。店頭でも人気のある形で、襟が小さ目で少しタイトフィットな所が気に入っている。素材はリネンデニムを選び、お茶の出涸らしを使い染めて頂いた。同じ素材の3年着込んだジャケット(お茶で染めていない)を見せてもらったがガーゼの様にフワッと柔らかく、アタリも出てとても良い雰囲気になっていた。唯一無二の作り込まれたデザインはシャツを前後で見るのではなく、上から見た視点で形成していくらしい。今回から初めて採用されたメープルの木のボタンのコントラストも良い。着用を繰り返すとレザーの様に馴染んでくるRADIENT。長く、大切に着ることで得られるものが沢山あると思う。
白はネイビーやベージュ、オリーブなどの定番的な洋服の色やパステル系や原色にもよく似合う。ジャケットやシャツの下から見えたとしても馴染んでいて邪魔をしない。白があるから他が綺麗に見えたり、逆に白がアクセントになったり。白いシャツはバイプレーヤーでもあり、主役にもなれる。そして時には黒子役さえも。オーガニックコットンのジャージーは伸縮性があり動き易く、ドライタッチでとても滑らか。絶妙に透けない厚みも嬉しい。Tシャツは肌に触れるもの、どうせならより気持ちの良いものを選びたい。
初めて見る食材なんかを目の前に置かれると首を傾げる。『なんなんだろう?これは?』て。試食してみるとなかなか美味い。面白い事になりそうなのは分かる。どうにかして調理てみたい。自宅に帰り、それを前に仁王立ちし(言葉の意味みたいに堂々とはしていないかもしれない)首を傾げながら、さてとどう調理するか?何と組み合わせるか?どんな感じに仕上げるか?っと頭を働かせる。そしてそれと向き合う日々がやってくる。それに似ているのがCLASSのアイテムのような気がする。どう組み合わせるか、タンスの肥やしとなった古着なんかを引っ張り出して合わせてみたり、ただ流れているように見ている映像にヒントを貰ったりと、その買ったアイテムは脳裏にずっとある。満足いくスタイリングを探す旅がずっと続く。買うまでが楽しいが、買って帰ってきてからがもっと楽しい。そんな洋服の醍醐味をCLASSはずっと教えてくれている。すっごく幅の広いショーツと思って頂ければ話が早い気がする。そうキュロット。だからド太いパンツの上に履ける。横糸にグリーンが使われているので色はどんな感じに落ちるのか??想像してほしい。裏返すと(私たちは裏返すのが好きだ)そのグリーンが綺麗で、軍パンに合わせたくなった。ここまでが私たちが調理したこと。夏は薄い麻のパンツやメッシュのパンツと合わせても良い。またその辺りのアイテムが届いたら着用写真をアップしようと思う。それまであれば…..
ここ大阪も雪が舞った。朝は影になったているところには雪が残り、子供たちが蜜柑ほどの雪だるまを作って玄関に並べていた。冬真っ最中なのだけれども、お花屋さんは春の花が並んでいた。
延期していたPROJECTbyH.との小さなイベントの日程が決まりました。2/4(土)と2/5(日)の二日間です。当日はPROJECTbyH.のヘンリーさんが当店に来られますので、実際にお話を聞きながら(2/5は通訳の人がいます!)23SSの新作をオーダー頂けます。
さらに!特別なシャツを製作して頂きました。そのシャツ当日から販売します。是非お越し下さいませ。ご来店お待ちしております。
初めて来てくれた日の事をよくよく覚えている。The crooked Tailor(ザ クルーキット テーラー)という洋服を取扱させていただいているのだけれども、そのシャツを買ってくれたのが5年以上前のこと(1階のお店が出来上がる前に2階でPOPUPをさせてもらっていた。)目立つではないけれど、個性がしっかりあって、”らしい”がはっきりしている。彼が持つと彼のモノに変わる。それが今もずっと変わっていない。
諏訪精工舎のグランドセイコーに対抗するべく1961年(昭和36年)に第二精工舎から発表されたキングセイコー。1stモデルを改良しハック機能を追加した通称44KSKと呼ばれる2ndモデルで1966年7月に製造された個体です。同じ44-9990モデルであっても製造時期によって文字盤やケース、ムーブメントに様々なバリエーションがあり、こちらは裏蓋の盾メダリオンやムーブメントに大きなカマ状のハックレバーを備えた初期型にあたるモデルとなります。一見ごく普通のシンプルなデザインに見えますが平面や直線を主体としたデザインは明らかにそれまでのセイコーウォッチとは異なり、後の「セイコースタイル」へと繋がる萌芽のようなものを感じさせます。力強くエッジの効いたラグ、大胆に平面を取り入れた長短針、見る角度によりきらきらと輝く多面カットのアプライドインデックス、トップをフラットに成型したボックス型風防とポイントで見ればどれもなかなかに主張の強いディテールですが、全てが完璧に調和しひとつの時計として成立しています。搭載するムーブメントは1958年(昭和33年)に第二精工舎初の独自設計モデルとして発表された「クロノス」の54系キャリバーを改良したもので、石数を25石まで増やしハック機能や微動緩急調整装置を追加するなどキングセイコーの名に相応しいハイエンド仕様となっています。
とてもとても軽いショール。ネパールで手織りされた透ける程薄いカシミヤ。薄くても強度は充分で引き裂きにも強い特殊な織り方だそう。ぐるぐる巻けば暖かく、夏の寒い室内で肩から掛ければエアコン対策にもなり、年中使えるショールだ。『2月、3月になると寒いけど少し明るい色を身につけたくなります。』とご購入された方が仰られていて、綺麗な色目は少し春の気分にさせてくれるような気がする。鮮やかなグリーンと水色が混じり合う美しさに惹かれました。
センタージップの使い勝手はどうなんだろうと思っていたけど履いてみると非常に使い易く、今はむしろ1番着脱には便利なんじゃないかとさえ思っている。革は初めて使ったナッパ。初めは足首の辺りが硬かったが、だいぶ馴染んでしっかり曲がるようになった。立体的なシワも入り良い感じ。このナッパは硬すぎず、柔らか過ぎず、丁度良い。油分もしっかり入っていて、歩く度にジワっと出てツヤが増していっている様な気がする。とても靴に向いている革だと感じた。
以前、そのみつのアトリエを訪れた時にかなり履き込まれたゴム底のブーツを見せてもらった。デザイナー曰く、『このブーツを履いて何度かフェスに行った。』そうで、当然沢山濡れただろうし、火の粉にも当たっているだろうし、傷も沢山付いたはず。でもその使い古された雰囲気がなんとも格好良く、ブーツとはこうあるべきだ!と感じた。
このパイロットブーツもいつか・・と想像しながら今日も履いている。
実際に着用されている方々からはとても評判の良いsuzusanのカシミヤ。希少なモンゴル産のカシミヤをゆっくりと甘く、無縫製で編み立てる。軽くて、柔らかくて、こもった感じがしない自然な暖かみ、そして常に触れていたいと思える程気持ちの良いカーディガン。目の覚める様な鮮やかな青にボタニカル柄。体を通すと案外良いアクセントになっていて、中に着るシャツやカットソー、上に羽織るコートなど、組み合わせを選ぶ事も楽しめる。